同一ハードウェアを使ってWindows 2016のS2DとDataCore SANsymphonyを比較してみた。
今回もお手軽に"C:\ClusterStorage\Volume1"のフォルダに対してCrystalDiskMark5.2.2をとってみました。
- サイズ8GB、キュー32、スレッド1
- 左SANsymphony 右(もしくは下)S2D
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サイズ8GB、キュー32、スレッド16
- 左SANsymphony 右(もしくは下)S2D
S2Dはシーケンシャルライトだけやたら速い、これがRDMAのちからか!
あまり差がないので、お約束のレジストリをファインチューンしました。
(デフォルトだと小さすぎるライトキャッシュを増やしました。)
- サイズ8GB、キュー32、スレッド1
- サイズ8GB、キュー32、スレッド16
本領発揮!ライト性能が劇的に改善されましたね。
さて次はミラーポートを25Gb Ethernetから32Gb Fibre Channelに変更して性能を見てみます。
- サイズ8GB、キュー32、スレッド16
圧倒的じゃないか!!!イーサネットだとライトはリードの約半分くらいまでしか出ませんでしたが、70~80%は出るようになりました。シーケンシャル性能は13倍に向上!
RDMAを使ったS2Dも目じゃない。
- サイズ8GB、キュー32、スレッド1
なぜかライトがリードを上回ってしまいました。平均のマジックだと思います。
速いことはよーくわかったので次はiometerで見てみたいと思います。
追記: SANsymphonyのベンチマークは、片方のサーバがバックグラウンド初期化してる最中にベンチマークをとっていました。しかも、1台はSSDが3本しか追加できていませんでした…
次回は万全の状態でもう一度取得して比較してみます。
今日はここまで。
もうちょっと追記:データコアのCSVでCSVキャッシュを有効にすると性能がかなりさがった。メモリが無駄になるだけなので組み合わせないほうが良さそう。