DataCore SANsymphony V10 PSP12で追加された新機能 Capacity Optimization ことインライン重複排除&圧縮機能を試してみます。
有効化
こんなことを言うので設定が終わったら再スタートさせましょう。
ではいきます。
ディスクプールに所属していないディスクの中からこの機能で使用するディスクを選択します。これらに重複排除されたあとのデータが保存されます。
機能を有効にするディスクプールを選択します。あとからでも有効/無効の変更ができます。
サーバーリスタート
指示されたとおりサーバーを右クリックして一度Stop→Startしておきましょう。
確認
サーバーを見てみます。圧縮比がわかるGUIが追加されていますね。
仮想ディスク作成
それでは仮想ディスクを作ってみます。ここにチェックを入れるだけですね。
チェックを入れると警告が出ます。
やっぱりちょっと性能は落ちちゃうようです。
最強性能をとるか容量効率を取るか究極の選択です。
Learn Moreのリンク先はこちらです。参考までに。
https://docs.datacore.com/SSV-Webhelp/#Enabling_Capacity_Optimization.htm
形式的に管理上どのディスクプールに作るか指定します。実際は先ほど有効にした物理ディスクに配置されます。
機能確認
今回は簡単なテストをしてみます。
まずは無効の状態
自身でマウントして空っぽの固定長VHDファイルをたくさん作成しました。
有効にすると
移動を開始しています。仮想ディスクによる消費は0Bになっているけど実はまだ18GB(約5%分)ほど残っています。
有効化が終わったあと
ディスクプールの消費がなくなっています。
もともと空っぽのファイルのコピーなので重複排除&圧縮がしっかり効いて数MBしか消費しています。
まとめ
- Capacity Optimizationことインライン重複排除&圧縮が機能することが確認できました。
- ポイントはこの絵の通りで、便宜的に青枠のディスクプール上に作られるけど、データは赤枠の"[Capacity Optimization]"がついているディスクに書かれるというところです。
- ディスクプールには所属していないため、複数のディスクプールを超えて(跨いで)ここに書かれます。
- ご覧の通り有効化したディスクを並列で使ってしまいます。まだ階層化(を含むいくかの機能との組み合わせ)には対応していません。
次は性能の違いやちゃんと中身があるファイルを作ってサイズの違いを見てみたいと思います。