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DataCore SANsymphonyでCapacity Optimizationを試してみる

Last updated at Posted at 2021-03-12

DataCore SANsymphony V10 PSP12で追加された新機能 Capacity Optimization ことインライン重複排除&圧縮機能を試してみます。

有効化

さっそくGUIで新しく増えたボタンを押してみます。
image.png

こんなことを言うので設定が終わったら再スタートさせましょう。
image.png

ではいきます。
ディスクプールに所属していないディスクの中からこの機能で使用するディスクを選択します。これらに重複排除されたあとのデータが保存されます。
image.png

機能を有効にするディスクプールを選択します。あとからでも有効/無効の変更ができます。
image.png

サーバーリスタート

指示されたとおりサーバーを右クリックして一度Stop→Startしておきましょう。

確認

サーバーを見てみます。圧縮比がわかるGUIが追加されていますね。
image.png

ディスクプールを見てみると項目が増えています。
image.png

物理ディスクを見てみるとUsageが変わりました。
image.png

仮想ディスク作成

それでは仮想ディスクを作ってみます。ここにチェックを入れるだけですね。
image.png
チェックを入れると警告が出ます。
image.png
やっぱりちょっと性能は落ちちゃうようです。
最強性能をとるか容量効率を取るか究極の選択です。
Learn Moreのリンク先はこちらです。参考までに。
https://docs.datacore.com/SSV-Webhelp/#Enabling_Capacity_Optimization.htm

形式的に管理上どのディスクプールに作るか指定します。実際は先ほど有効にした物理ディスクに配置されます。
image.png

作成された仮想ディスクを見るとチェックが入っています。
image.png

機能確認

今回は簡単なテストをしてみます。

まずは無効の状態

自身でマウントして空っぽの固定長VHDファイルをたくさん作成しました。
image.png

有効にすると

移動を開始しています。仮想ディスクによる消費は0Bになっているけど実はまだ18GB(約5%分)ほど残っています。
image.png

有効化が終わったあと

ディスクプールの消費がなくなっています。
もともと空っぽのファイルのコピーなので重複排除&圧縮がしっかり効いて数MBしか消費しています。
image.png

まとめ

  • Capacity Optimizationことインライン重複排除&圧縮が機能することが確認できました。
  • ポイントはこの絵の通りで、便宜的に青枠のディスクプール上に作られるけど、データは赤枠の"[Capacity Optimization]"がついているディスクに書かれるというところです。
  • ディスクプールには所属していないため、複数のディスクプールを超えて(跨いで)ここに書かれます。
  • ご覧の通り有効化したディスクを並列で使ってしまいます。まだ階層化(を含むいくかの機能との組み合わせ)には対応していません。

image.png

次は性能の違いやちゃんと中身があるファイルを作ってサイズの違いを見てみたいと思います。

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