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S2Dを構成してみた。

Last updated at Posted at 2017-09-11

S2Dの構築はここを参考にしました。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/storage/storage-spaces/hyper-converged-solution-using-storage-spaces-direct
https://mhiroblog.wordpress.com/2016/12/29/s2d-storage-space-direct-%E3%81%AE%E6%A7%8B%E6%88%90/
http://tricra.doorblog.jp/archives/70251641.html

クラスタ構成後のクラウド監視はここを参考にしました。

構成

  • ディスク構成 SanDisk SDSSDA240G 4本 キャッシュなし

オールフラッシュの最小構成ですね。

  • ネットワーク QLogic FastLinQ QL45212H 25GbE Adapter 2ポート

Get-SmbClientNetworkInterface
Get-SmbServerNetworkInterface

どっちもRDMA CapableはTrueです。

"C:\ClusterStorage\Volume1"のフォルダに対してまずは手軽なCrystalDiskMark5.2.2をとってみました。

  • サイズ8GB、キュー32、スレッド1
    image.png

  • サイズ8GB、キュー32、スレッド4
    image.png

  • サイズ8GB、キュー32、スレッド16
    image.png
    iopsにするとリード8万とライト5千くらいです。

スレッド数を上下させるとシーケンシャルリードとランダムリードだけトレードオフでした。
ランダムライトがSSDに4並行でアクセスできるのに想像以上に遅いのが気になりました。
それ以外の数字はなかなか優秀だと思います。

パフォーマンスモニターでRDMAを確認してみましょう。
CPUはほとんど使われていないこと、2ポートできれいに負荷分散されていることが確認できますね。
image.png

おまけ

ここを参考にCSVキャッシュを有効にするとどうなるでしょうか。

(Get-Cluster). BlockCacheSize = 8192
Get-ClusterSharedVolume | Set-ClusterParameter enableblockcache 1
Get-ClusterSharedVolume|Stop-ClusterResource|Start-ClusterResource

今回はテストサイズが8GBなのでキャッシュサイズも8GBにしました。
結果、こうなりました。スレッド16です。
image.png

メモリから繰り返し読みだしているからシーケンシャルリードが劇的に速くなる!15GB/sですよ。
読み出し中心の配信系ファイルサーバーやBIやバッチ処理なら使ってもよさそうです。
けど仮想化でより重要なランダムI/Oにはほとんど影響がありませんでした。
参考までに。

次回はいよいよSANsymphonyと同一ハードウェアで直接対決させてみます。勝てるといいなあ。

その次はHCIでより重要になる、仮想マシン上からベンチマークをかけつつ、仮想マシン数の変化させた時のクラスター全体(2台しかないけど)のトータル性能の推移を見てみます。
仮想ディスクは分けたほうがいいのか単一の方がいいのか、ホスト2台に同時に書き込んでも性能は維持できるのか。興味は尽きません。

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