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SANsymphonyパススルーとRDMAの組み合わせ

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初投稿です。試してみたことを書き残しておきたいのでブログを始めてみました。
データコア・ソフトウェアの田中です。

どこにでもあるSATA7200rpm x 8本(RAID5構成)を使用して、DataCore SANsymphonyのループバックvDiskがSMB Directと組み合わせも性能向上するかどうか見てみます。
S2D(Storage Space Direct、記憶域スペースダイレクト)とSANsymphonyのパススルー機能を組み合わせて性能向上が見込めそうかの基礎テストを兼ねています。

テスト内容
Iometerを使って、テストサイズ4GB、IOサイズ4K、ランダムRead100%でやってみました。
では、いきなり結果を見てみましょう。
iops.png
あまりに差があるので縦軸を普通は使わない対数にしました。2桁向上しました。

次は平均レスポンスタイム
平均レスポンスタイム.png
こちらも2桁削減できました。

どちらも大きく改善していますね。パススルーにしたことによるキャッシュ効果は非常に大きいです。
ローカルマウントした時よりSMB Directで使用した時の方がIOPSもレスポンスタイムもいいのは謎ですが、ここでは本題ではないので理由を考えるのはやめておきます。

SANsymphonyがWindows2016に対応するのは次のバージョンから(の予定)なので、リリースされたら次回はS2Dと組み合わせてみたいと思います。

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