一言で要約
- C5インスタンスは「高い計算能力が必要なワークロード向け」
- R5インスタンスは「メモリ使用が多いワークロード向け」
ユースケースに基づいて使い分けを説明
C5インスタンス: 計算重視の選択肢
C5インスタンスは、コンピューティング能力に最適化されたインスタンスで、高性能なCPUを求めるアプリケーションに適しています。例えば、大規模なデータ処理、バッチ処理、ゲームサーバー、科学技術計算など、計算リソースを多く消費する場面で威力を発揮します。
C5が最適なユースケース:
- ビデオエンコードやバッチ処理などの大量データ処理
- ゲノム解析のような高度な計算処理
- ウェブサーバーやアプリケーションサーバーでのCPU集約型ワークロード
R5インスタンス: メモリ重視の選択肢
R5インスタンスは、RAM(Random Access Memory)容量が大きく、メモリ使用率が高いアプリケーションに適したインスタンスです。データを大量に保持するインメモリデータベース(例: Redis、Memcached)、リアルタイムのビッグデータ解析、大規模な検索やキャッシュ用途などに向いています。
R5が最適なユースケース:
- インメモリデータベース(Redis、Memcachedなど)でのデータ保持
- ビッグデータ解析やデータベース処理
- データキャッシュや検索、分析の負荷が大きい作業
まとめ
C5インスタンス(C:Compute)とR5インスタンス(R:Random Access Memory)は、それぞれ「計算力」と「メモリ容量」に特化したAWSの代表的なインスタンスです。C5はCPU性能が求められる処理に、R5は大量のメモリが必要なアプリケーションに向いています。
ポイントはアプリケーションの要件を見極め、適切なインスタンスタイプを選ぶこと。
これにより、パフォーマンスとコストのバランスを取りながら、インフラの効率を最大化することが可能です。AWSの豊富なインスタンスタイプを活用して、最適なワークロードに応じたリソース選定を行いましょう!