伝えたい事:
他人の思考を知ることで、自分の思考を俯瞰できる。
ついでに「身近なあの人」の思考に思いを馳せることができる!
多くの人の思考を知るのは大変だけど、本なら簡単に多くの人の思考を知ることができる。
また、本の続編には著者の人生が垣間見える。
「エッセンシャル思考」著者:グレッグ・マーキュン、訳:高橋璃子
「エフォートレス思考」著者:グレッグ・マーキュン、訳:高橋璃子
「エッセンシャル思考」は2014年11月に出版され世界でバカ売れした!
「エフォートレス思考」は「エッセンシャル思考」の第2弾として2021年12月に出版。
「エッセンシャル思考」の一部から
- 「何をあきらめる」ではなく、「何に全力を注ごうか?」と考える
- 「何でもできるが、全部はやらない」
この考え方は小さな違いだけど、積み重なると大きな違いになる。
1 見極める
2 捨てる
3 しくみ化する
不要なものを捨てて人生をシンプルにする。
「何に全力を注ぐか?」
例えば
お客様に自分たちの価値を提供し続けることに全力を注ぐ場合
※「サービス」が価値で有れば「サービス」を提供し続ける
- 完璧を目指すより、終わらせろ
- 早く小さく始める
- 進歩を目に見える形にすること
- 今何が重要か?
- 最小の時間で成果を最大にする
「エフォートレス思考」の一部から
「エッセンシャル思考」の思考を進化させた「エフォートレス思考」。
「必要不可欠」だけでも、バケツが溢れる状況が発生した。
「エフォートレス」の真意は?
グレッグ・マーキュンにとって「エッセンシャル思考」出版後に大きな変化があった。
娘の難病。
変わっていく娘を受け入れる。
考えてもどうにもならないこと、努力しても叶わないことを受け入れる必要があった。
人間にはどうにもならないことがある。
どうにもならないことを見極め、受け入れる。
「エフォートレス」は「現実を受け入れる」こと。
「現実を受け入れる」で見えることがある。
「エフォートレス」により物事で進めることがある。
おわりに
自分のベースとなる家族という土台がぐらつく中、著者が行き着いた「エフォートレス思考」。
そんな背景を踏まえて再度「エッセンシャル思考」から「エフォートレス思考」への変化を読んでみると自己啓発本以上の気づきがあるかも。
親が子を想う気持ちが伝わってきて、翻訳本であるが言葉以上の「思い」を感じることが出来る。