20年前検証に利用したSTP/RSTPのメモ(紙)が出てきた。
おそらく仕組みはそれほど変わっていないと思い、せっかくだからメモをデータに残す。
STP
- 1つのスパニングツリーではRootBridgeは1つ(ブリッジIDがもっとも小さいもの機器がRootBridgeになる)
- BPDUパケットによるやり取り(2秒間隔)でツリーを構築、維持
- RootBridgeに一番近いポート(コスト最小)がRootポートになる
- リンク毎にRootポート、代表ポートを選ぶ
- Rootポート、代表ポートにならないポートがBlockポート
- Blockポートにより、ループにならない
Rootポート断でスパニングツリーの再計算
- スパニングツリーに組み込まれた機器のリンクの変化があった場合トポロジーチェンジのBPDUが送出される。
- ただ、送出されても通信断は発生しない。
- Rootポートが変化する場合に通信断が発生する。
- Rootポート変化に伴い、リスニング(15s)~ラーニング(15s)を経てフォワーディング
※トポロジーチェンジのBPDU受信によりMACテーブルがクリアされる
RSTP
- リスニング(15s)~ラーニング(15s)を経てフォワーディングを無くしたもの。
- 「トポロジーチェンジのBPDU」無し
- BPDUv2としてトポロジーチェンジのフラグが立つ。 (その後MACテーブルがクリア)
- Rootポート変化に伴い、リスニング~ラーニングを経てフォワーディングを省略。
※AlternatePortが瞬時にフォワーディングとなる。
RSTPでもSTPと同じ断時間が発生する場合がある。
RootポートがないリンクとかSTPになる
MSTP
VLAN毎に経路を変えたい場合に利用