始めに
2022年7月、Salesforce認定SalesCloudコンサルタント試験(spring'22)を受験し、なんとか合格できました。これから受験される方へ少しでもお役に立てればと思い体験記を投稿します。
本試験のためにかけた勉強時間は約50時間です。1ヶ月半ほど、普段の仕事終わりに1,2時間勉強していました。
やったこと
試験範囲と体験談読む(約1時間)
まずは公式が出している試験要項を確認しました。そして先人たちの受験体験記をたくさん読みました。皆さんたいてい同じような勉強法で、試験範囲確認・対象のTrailheadやハンズオン環境で手を動かして習得・過去問演習(・ポイントスタディ受講)といった感じでした。
公式のTrailmix・関連のTrailheadの演習(約20時間)
素直に公式のTrailmixに取り組みました。試験要項や過去問をちらっと見て全く知らない用語がたくさんあって絶望したのと、せっかく受けるならちゃんと知識を定着させたかったので、地道に取り組みました。(アドミン試験ではほぼ過去問演習だけで臨み、合格はできたものの知識が全然定着しておらずむなしくなったという反省もあり、今回ちゃんと手を動かして習得しようと考えました。)
また、学習の際はメモをとるようにし、単元毎に2,3行程度に内容・ポイント・キーワードをまとめていました。試験範囲が広く普段の業務で利用しない機能も多くあり学習してもすぐ忘れがちでしたが、メモを後から振り返ることができ知識を定着させることができたと思います。
過去問演習(約30時間)
Trailmixを1周した後、ひたすら過去問演習をしていました。間違えた問題はその対象分野に関してググり、仕様を確認しました。仕様のイメージがあまりわかない場合はハンズオン環境で実際に手を動かして確認していました。シンプルに、過去問解く⇔間違えた問題を理解する を地道に繰り返していました。
参考にしたサイト
いろんなサイトを閲覧しましたが、特に参考になったサイトをいくつかピックアップします。
合格体験談・学習の進め方
試験範囲のTrailheadまとめ
過去問系
結果
合格することができました!
↓認定証(黒色部分はマスキング箇所です。)
各分野の得点率は以下の通りでした。
分野 | 出題比率 | 得点率 |
---|---|---|
Industry Knowledge(業界の知識) | 7% | 75% |
Implementation Strategies(実装戦略) | 12% | 85% |
Sales Cloud Solution Design(Sales Cloud ソリューションの設計) | 21% | 38% |
Marketing and Leads(マーケティングとリード) | 8% | 60% |
Account and Contact Management(取引先と取引先責任者の管理) | 13% | 87% |
Opportunity Management(商談の管理) | 13% | 75% |
Sales Productivity(営業の生産性) | 9% | 80% |
Sales Cloud Analytics(Sales Cloud 分析) | 9% | 100% |
Integration and Data Management(連携とデータ管理) | 8% | 40% |
各分野の出題比率と得点率から全体の得点率を計算したところ68.7%でした。合格ライン62%に結構ぎりぎりでした笑
出題比率が一番高いSales Cloud Solution Design(Sales Cloud ソリューションの設計)で全然正答できていないのが恥ずかしいです、、、
あくまで私の体感ですが、問題文が過去問とほぼそのままの問題が1,2割、過去問では見たことない問題が7,8割、そもそもこんなの試験範囲にあったかな?(笑)てなった問題が1割出題されました。またアドミン試験と同様に、英語から日本語への翻訳が上手くいってないためか問題文の意味がわからない設問や、全く同じ選択肢が2つある設問もいくつかありました。
また、以下の分野の問題がよく出題されたと記憶してます。これから受験される方はこのあたりは確実に解けるようしっかり勉強しておくと良いと思います。
・承認プロセス
・マルチ通貨
・売上予測
・テリトリー管理
まとめ
今回の試験受験に当たっては、「急がば回れ」の精神で十分な準備時間を設けて臨みました。
その結果、なんとか合格することができました。
いろんな方がおっしゃっていますが、過去問とは設問のシチュエーションや問われ方が全然違う問題が本番では多く出題されます(現に私も、過去問では見たことない問題ばかりで試験中に面食らってました笑)
なので、過去問演習だけの付け焼き刃で臨むのではなく、事前にtrailhead等でしっかり学習しておくことをおすすめします。
試験範囲が広く、日常業務と試験勉強の両立が結構大変になると思いますが、地道に頑張ってください!
この体験記が少しでも参考になりましたら幸いです。