自身のメモとして、gulp での sass(scss)コンパイルの環境導入の手順をまとめます。
windowsでの対応です。
#■流れ
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1、Node.jsのインストール(npmを使う準備、ver管理として Nodist で インストール)
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2、package.json ファイルの作成(npm init で初期化生成)
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3、gulp のインストール(npm install -D gulp)
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4、sacc のインストール(npm install -D gulp gulp-sass)
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5、gulpfile.js を記載
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6、gulpfile.js のある階層で、gulp 起動コマンド。
#■1、Node.jsのインストール
複数人で制作したり今後ページを運用していくにあたり、Node の ver を合わせることは大切になってきます。
Node の ver を切り替えることができるように windows では Nodist を使って、Node をインストールします。
▼Nodist は以下よりダウンロード
https://github.com/nullivex/nodist
#■2、package.json ファイルの作成(npm init で初期化生成)
下記コマンドで package.json ファイルを生成します。
以降の手順でインストールしていくプラグインを管理するファイルになり、インストールと一緒に随時記載されていきます。
npm init -y
-y
は質問をすべてスキップするオプション。
#■3、gulp のインストール(npm install -D gulp)
フォルダ毎の制作環境を持てるように、ローカルインストール(指定したフォルダ以下で使えるようにインストール)します。
––save-dev
、または省略系の –D
をオプションとして指定します。
npm install -D gulp
#■4、sacc のインストール(npm install -D gulp gulp-sass)
npm install -D gulp gulp-sass
#■5、gulpfile.js を記載
コンパイル時のソースと、掃き出し先は下記通り。
[src]フォルダを基ソースに、[dis]の中に 吐き出します。
[dist]
┗[css]
┗[test.css][src]
┗[scss]
┗[test.scss]
下記は gulpfile.js の中身です。
// プラグインの読み込み
const gulp = require('gulp');
const sass = require('gulp-sass');
// 掃き出し階層の指定を定義
const path = {
src: './src/scss/**/*.scss',
dist: './dist/css/'
}
// default のタスクを作成する
gulp.task("default", function () {
return gulp.watch(path.src, function () {
// ●●.scssファイルを取得
return (
gulp.src(path.src)
// Sassのコンパイルを実行、error以降Sassのコンパイルエラーを表示(これがないと自動的に止まってしまう)
.pipe(sass({ outputStyle: 'expanded' }).on('error', sass.logError))
// cssフォルダー以下に掃き出し
.pipe(gulp.dest(path.dist))
);
});
});
#■6、gulpfile.js のある階層で、gulp 起動コマンド。
gulp
タスク名'default'は、gulp
コマンドのみで実行することができます。
また、Node.js(npm v5.2以上)であれば
npx コマンドを使うことができ、npx gulp
で、'default'タスクを実行できます。
npx コマンドを使うと、Gulp を少ない手順で使えるようになるようです。
#■参考
https://ics.media/entry/3290/
▼「gulp-sass 5」でコンパイルエラー!
https://notes-de-design.com/website/gulp/error-gulp-sass-v5/