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プログラミングがわからなすぎてプログラミングができなくてもいい道に逃げようとしていた話 Part1

Last updated at Posted at 2020-12-27

挫折を乗り越えた過去

こんにちは!現在渋谷のWeb系企業でlaravelやvue.jsなどを扱っている3年目のエンジニアです。
今でこそプログラミングの楽しさを実感して充実したエンジニアライフを送っていますが過去にプログラミングに挫折して別の業界・職種に転職しようとしていた経験があります。
その時の体験談(反省)と当時の自分へ伝えたいこと(戒め)を記したいと思います。

プログラミングワカンネ

パソコン音痴なのにエンジニアに

私は私立文系大学を卒業後、割と大きめの一部上場のSIerに入社しました。
プログラミング歴は皆無でなんなら機械音痴でエクセルなどを学ぶ大学のパソコンの授業では毎回ついていけず先生を困らせてしまうほど。タイピングももちろん人差し指でキーを見ながら入力していました。
就職活動ではSIerのビジネスモデルについて少し学んでガクチカのゴリ押しでなんとかエンジニアとして滑り込むことができました。
連絡くるのが遅かったので補欠だったのかな、、、
内定後はIT知識がゼロだったにも関わらず入社してから研修で学べばいいやと最後の学生生活を満喫していました。

まあなんとかなるでしょ

入社後、同期が営業など含め60名ほどいる環境で最初の1週間は旅館でビジネス研修の合宿があったり、週末にバーベキューをしたりまるで学校のように過ごしながら1ヶ月ほどマナーの研修を受けていました。

ビジネス研修ではプレゼンなども学びますが、自分はプレゼンテーションやグループワークの経験が多くあったためとても評価され、新聞記事の発表でもを経済専攻の知識を活かして研修を上手くこなして優越感に浸っていました。

そしていよいよ技術研修に入ります。文系とはいえある程度勉強は得意だし「まあなんとかなるでしょ」と呑気に研修を始めることになります。そのあとに地獄を見るとも知らずに、、、

研修でゲームセット

技術研修に入って最初は全職種合同でコンピュータの基礎などを学びます。
サーバーとは?ネットワークとは?みたいなITパスポートで出題されるようなITの基礎知識を習得します。
この時点でPC音痴の自分はチンプンカンプン。
さーばー??ぷろとこる??でーたべーす??
スマホを持っていないおばあさんがこれらを学んでいるのと同じ脳内だと例えるとイメージしやすいかもしれません。
家でも勉強はしてたものの基礎の基礎が抜け落ちていてこのレベルも理解できていませんでした。そしてテストでは営業や事務職の同期よりも点数は低く、再テストになることもしばしばありました。人事から取得するように言われていたITパスポートの試験に2回も落ちました。

多分ここまで聞いて「嘘だろ。。。なんでそんな奴がエンジニアになろうとしたんだよ。」とドン引きされた方もいるかもしれません。

そしていよいよプログラミング研修に入ります。
ITの基礎はよくわかんなかったけどプログラミングで挽回するぞ!と謎の自信を持っていました。

天のささやき「そんなの因数分解もわからないのに微分積分をするようなもんだぞ」

プログラミングの授業はまるでプログラミングを手取り足取り講義のように教えてくれるものだと思っていました。
まず教室で配られたのは山積みのJavaのテキスト。これからこんなにも講師が教えてくれるんだというワクワク気分と不安が混じっていました。
そして講師が一言放ちました。
「ではこのテキストに沿って演習をはじめてください。解けたら講師にレビューをもらってください。でははじめ!」

ぼく「...」

ぼく「演習??まだ何も習ってないじゃないか」

まあいいや。その手取り足取りが全てこのテキストに書いてあってその通りにやればできるはずだ。
ペラッ📖

class~~~~ public~~~
setter~~~~ ?%&$∈〜〜〜〜〜〜〜〜 void~~~~~~
try~ catch~~~ extends~~
継承 修飾 条件分岐 コンパイル eclipse オブジェクト指向 関数
?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈?%&$∈

ぼく「???!!!!」

ナンダコレ??٩( ᐛ )وココハドコ?ワタシハダレ?
アラビア語?ダイイングメッセージ??

ぼく「なんだこれ!!こんなのわかるわけない!!みんなもわからないよな!!!」

同期「モクモクモクモク」

同期「mokumokumokumoku」

講師「...」

ぼく「オワタ」

こんなのできるようになるわけない

結局研修ではついていけず課題も同期の支えに(コピペにも コンプラ)頼りながら結局なんでプログラムが動くのかわからず2ヶ月くらいJavaの基礎の研修を終えました。

「だめだこんなの一生できるわけないよ。。」

英語や歴史など学校の勉強がある程度やればできた自分の勉強に対する自信が一気に崩れ去りました。

「ああ、俺は世界一頭悪いわ」

ただ同期にもぼくと同じようについていけない人が何人かいました。
研修の途中で飛んで地元に帰った人もいました。

飛ぶ前日に彼に「来週ツーリング行こうぜ!!」と誘った際にちょっと悲しげな表情をしていたのを覚えています。
もう決心をしていたのでしょう。その顔はぼくが彼を見た最後の顔でした。

もう一人仲良しで同じようについていけない同期がいました。
彼はW大学で高学歴でしたがそれでもITが苦手だと言っていて少しホッとしました。

ぼく「まあプログラミングわかんねーよなー」

同期「うん。でも俺プログラミングやる部署じゃないし。サーバー系だからな」

ぼく「え?!」

そう。この会社はプログラミングを扱うソフトウェア系、ハードウェアを扱うサーバー系、運用保守などを行うセキュリティ系など様々なタイプの部署があり、エンジニアが存在していたのです。

そして奇しくも(?)ぼくの配属は、、、
プログラミングをやるソフトウェア系だったのです!!!!!!!!!!!!!
ドヤっ!!!!!\٩( 'ω' )و /   ←何が???

プログラミングをしなければならない部署の配属にも関わらずプログラミングがわからない俺って一体、、、
不安に押しつぶされそうでした。

同期「そういえば来週からOJTだな」

研修は半年間ありまだ続くのですが、その合間に数週間現場体験のような形で配属の部署でそれぞれOJTをするというのが研修の一環でありました。

ぼく「ああ、、不安だ」

そしてこのOJTがきっかけで私はますますプログラミングから遠ざかっていくのです、、、

Part2に続く (しばしおまちを)

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