adb shell am kill
が便利だったのでご紹介したいと思います。
「アクティビティを保持しない」設定
開発者オプションにある「アクティビティを保持しない」設定、Androidエンジニアなら使ったことがあるかと思います。
この設定を有効にすることで、Activityがバックグラウンドに行ったタイミングで破棄されるようになり、Activityの破棄に起因するバグなどを確認するのに役立つ便利な設定です。
ちょっと不満なところ
そんな便利な設定なのですが、
- いちいち開発者オプションを開いてON/OFFを切り替えないといけない
- 設定をONにすると端末全体でその設定が有効になってしまう
といった、ちょっとだけ不満に感じる点も個人的には感じています。
adb shell am kill
そこで今回ご紹介するのが adb shell am kill
です。
まぁ雑に説明するなら、好きなタイミングで特定のアプリをkillすることができる、というadbコマンドになります。
使い方
使い方はすごく簡単で、対象としたいアプリのパッケージ名(下記サンプルコードの your.package.name
の部分)を指定してコマンドを叩くだけです。👇
$ adb shell am kill your.package.name
1つ注意点として、アプリがフォアグラウンドにある場合は効果がないので、画面切替(マルチタスク)画面などにして、アプリがフォアグラウンドにいない状態でコマンドを叩く必要があります。
おわりに
以上、簡単ではありますが、 adb shell am kill
に関してご紹介しました。
コマンドを叩くだけで簡単にアプリがkillされた時の挙動を確認できるので、「アクティビティを保持しない」設定を使うよりかは便利ではないでしょうか。気になった方はぜひ使ってみてください。