Home Assistantの移行
以前まではWindowsマシン上でVirtual Boxを用いてHAOSを起動していたが、VMの再起動時にUSBのBluetoothドングルを手動で再認識させる必要があり、構成を変えたいと考えていた。
しかし、下手にSSL接続やらAlexaやらを設定していたためあまり気が進まず放置していた…。
今回ようやく重い腰を上げ、余っていたRaspberry Pi 4へ移行してみた。
VM側からバックアップの作成
現Home Assistant側にて丸々バックアップを作成する。
システム > バックアップよりバックアップを作成。
ラズパイセットアップ
まずはラズパイへHAOSのインストールを行う。
公式のガイドに従ってラズパイへHAOSをインストールしていく。
OSを選ぶ > Other specific-purpose OS > Home assistants and home automation > Home Assistant > Home Assistant OS 10.5 (RPi 4/400)を選択。
MicroSDへの書き込みが完了したら、MicroSDをラズパイへ差し込んで起動。
ラズパイの画面を見ると無事Home Assistantが起動した。
(参考)CLIからWifiへの接続を行う
今回は有線で接続しているが、Wi-Fiへの接続方法も示しておく。
Wifiドングルを使う場合はnetwork info
からのWifiドングルのIDを探す。
interface: wlp1s0u1u4
という形でIDが出てくる。
network update <interface id (この場合wlp1s0u1u4)> --ipv4-method auto –-ipv6-method auto --wifi-auth wpa-psk --wifi-mode infrastructure --wifi-ssid <Wi-FiのSSID> --wifi-psk <Wi-Fiパスワード>
接続が終わると Command completed successfully.
と出るはず。
再起動してhttp://homeassistant:8123へアクセスすると無事接続できたので、しばらく待つ。
バックアップからの復元
準備が完了すると初期セットアップ画面になる。
今回はバックアップからの復元を選択
するとなぜかUnsupported file formatだと怒られる。
どうやらFirefoxだとうまくいかないようなので、Chromeからトライすると無事ファイルを読み込んだ。良かった。
RESTOREを選択し、またしばらく待つ。
待ってる間にルーター側の設定
Home AssistantのIPが変更になったため、ポートフォワーディングの設定も変更する。
ラズパイの新IPをコマンドプロンプトからnslookup homeassistant
を行うことで確認し、
新IPの443番ポートを開放した。
移行完了
30分ほど待ったが復元中のまま進まないので、ブラウザでリロードした結果アクセスできなくなっていた。
元々の構成ではHTTPSでアクセスする形だったのを思い出し、https://自分のグローバルIP
へ接続したところ、今まで通りにアクセスできるようになっていた。どうやら無事移行が完了したようだ。
Bluetoothの再セットアップをしたら完了。
SSLやAlexaの設定がおかしくならないか不安だったが、無事移行できてよかった。また問題が出たら追記する。