#はじめに
新しい機種のサーバーを買って、
CentOSの6をインストールさせた時、
OSが古いせいかNICを一つ認識しなかった。
NICのドライバをIntelとかからダウンロードしなくてはいけないが、
ちょっと手間がかかったため、
記録に残しておく。
流れとしては、
OSビルドと同じkernel-develをインストールして、
ドライバインストール用のモジュールをインストールして、
サーバーに搭載されているNICの情報を取得して、
Intelから該当のドライバをダウンロードしてインストールする。
#手順
##kernel-develのインストール
OSのビルドを確認して変数へ入れておく
# KERNEL_VERSION=`uname -r`
# KERNEL_DEVEL_EXPECTED_VERSION=kernel-devel-${KERNEL_VERSION}
# echo ${KERNEL_DEVEL_EXPECTED_VERSION}
# cd /usr/local/src
下記サイトからOSビルドのkernel-develを探してrpmファイルのURLをコピーする
http://rpm.pbone.net/
# wget "コピーしたURL"
# ls ${KERNEL_DEVEL_EXPECTED_VERSION}.rpm
# rpm -ivh ${KERNEL_DEVEL_EXPECTED_VERSION}.rpm
##インストールしたものの確認
# rpm -qa | grep kernel-devel
# ls -l /usr/src/kernels/
##リンクが通ってることを確認
# ls -l /lib/modules/${KERNEL_VERSION}/build/
#インストール用モジュールの準備
# yum -y install "Development Tools"
# yum -y install man
下記コマンドでデバイスがちゃんといることを確認する
# lspci | grep Ethernet
00:1f.6 Ethernet controller: Intel Corporation Ethernet Connection (6) I219-V (rev 30)
01:00.0 Ethernet controller: Intel Corporation I211 Gigabit Network Connection (rev 03)
デバイス情報取得ツールを下記サイトから入手する
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/17289
# chmod 777 netdriverinfo.sh
# ./netdriverinfo.sh
eth1 : 00:1f.6
Make/Model = Intel Corporation Device 0000
Ethernet controller = Intel Corporation Ethernet Connection
VenID:DevID = 8086:15be
Driver name = e1000e
Driver version = 3.5.1-NAPI
eth0 : 01:00.0
Make/Model = Holco Enterprise Co, Ltd/Shuttle Computer Device 4076
Ethernet controller = Intel Corporation I211 Gigabit Network Connection
VenID:DevID = 8086:1539
Driver name = igb
Driver version = 5.3.5.39
ここで出てきた、現在認識していないNICの「Driver name」及び「Driver version」をググると、
すぐにダウンロードページが出てくるため、サーバーへコピーする
##ドライバのインストール
メーカーからダウンロードしたドライバを解凍し、
インストールする
//ファイルの解凍(例)
# tar zvxf e1000e-3.5.1.tar.gz
//解凍後にディレクトリ内のsrcディレクトリに移動してインストール
# make install
//NICドライバがインストールされたことを確認する
# ifconfig -a
NICが認識された後はサーバーを再起動し、
NICの設定ファイルから好きにできる
#参考にしたページ
Install Linux kernel-devel
10Gigabit Ethernet NICドライバをインストールする