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macOS PHP開発環境用 CentOS 7.6 セットアップ

Last updated at Posted at 2019-09-06

VitualBoxのインストール、設定

インストール

  1. virtualbox.orgから「VirtualBox 6.x.x platform packages」をダウンロードし、インストールする
  2. virtualbox.orgから「VirtualBox 6.x.x Oracle VM VirtualBox Extension Pack」をダウンロードし、インストールする
  3. centos.orgからCentOSの"DVD ISO"イメージ(CentOS-7-x86_64-DVD-1810.iso)をダウンロードする

ホストネットワークマネージャーの確認と設定

「ファイル」メニューから「ホストネットワークマネージャー…」を開く

  1. 「vboxnet0」のIPアドレスを確認して控える(例:192.168.xxx.yyy/24)
  2. 「vboxnet0」のDHCPサーバーの「有効」のチェックを外す(※仮想マシンに固定IPアドレスを割り当てるため)
  3. ホストネットワークマネジャーを閉じる

バーチャルマシンを作成する

  1. 「Oracle VM VirtualBoxマネージャー」の「新規」をクリック
  2. 「名前」に適当な名前を入力する
  3. 「タイプ」を「Linux」にする
  4. 「バージョン」を「Red Hat (64bit)」にする
  5. 「続き」をクリック
  6. 割り当てメモリは「2048MB(2GB)」程度を割り当てる
  7. 「続き」をクリック
  8. 「仮想ディスクを作成する」を選択
  9. 「作成」をクリック
  10. 通常は「VDI」を選択する
    • 「VMDK」はVMwareと互換性あり
    • 「VHD」はParalles、Virtual PCと互換性あり
  11. 「続き」をクリック
  12. 「可変サイズ」を選択
  13. 「続き」をクリック
  14. 仮想ハードディスクファイルは「20GB」程度を割り当てる
  15. 「作成」をクリック
  16. 右側の画面の「ストレージ」の項目にある「[光学ドライブ]空」をクリック
    • 「ディスクイメージの選択…」で先にダウンロードしたCentOS DVDイメージファイル(CentOS-7-x86_64-DVD-1810.iso)を選択する
  17. 「ネットワーク」の項目をクリックする
    1. 「アダプタ2」を選択する
    2. 「ネットワークアダプタを有効化」にチェック
    3. 「割り当て」で「ホストオンリーアダプタ」を選択
    4. 「名前」で「vboxnet0」を選択
    5. 「OK」
  18. 「ディスプレイ」の項目をクリックする
    1. 「表示倍率」を「最大」にする
  19. ウィンドウ上部の「設定」をクリック
    1. 「ユーザーインターフェース」を選択
    2. 「デバイス」の項目が選択されていることを確認(選択されていなければ選択する)

CentOS 7.6(CentOS-7-x86_64-DVD-1810)インストール

  1. 「Oracle VM VirtualBoxマネージャー」の「起動」をクリック
  2. カーソルキーで「Install CentOS 7」を選択、Enter
  3. インストーラーが起動する
    • 仮想マシンの画面内をクリックすると、入力が仮想マシンに移る
    • Control+Commandキーで入力がMac側に戻る
  4. 言語の設定画面
    1. 左がのボックスで「日本語」を選択
    2. 「続行」をクリック
  5. 「インストールの概要」画面
    1. 「ソフトウェアの選択」をクリック
      1. 左のボックスで「最小限のインストール」を選択
      2. 右のボックスで以下をチェック
        • 互換性ライブラリ
        • 開発ツール
        • システム管理ツール
      3. 「完了」をクリック
    2. 「インストール先」をクリック
      • 何もせず「完了」をクリック
    3. 「ネットワークとホスト名」をクリック
      1. 左のボックスで一つ目のEthernet(enp0s3)をクリックし「オン」にする
        1. 「設定」をクリック
          • ※マウス操作が効かない場合はTabキー、カーソルキー、Enterキー、スペースキーで操作可能
        2. 「全般」を選択
          1. 「この接続が利用可能になったときは自動的に接続する」をチェック
          2. 「保存」をクリック
      2. 二つ目のEthernet(enp0s8)をクリックし「オン」にする
        1. 「設定」をクリック
          • ※マウス操作が効かない場合はTabキー、カーソルキー、Enterキー、スペースキーで操作可能
        2. 「全般」を選択
          1. 「この接続が利用可能になったときは自動的に接続する」をチェック
          2. 「保存」をクリック
        3. 「IPv4のセッティング」を選択
          1. 「方式」で「手動」を選択
          2. 「アドレス」で「追加」をクリック
            1. 「アドレス」に、先に控えた「vboxnet0」のアドレスの「yyyy」の部分を適当な値(2〜254)に変更して設定(例:192.168.xxx.101など)
            2. 「ネットマスク」に「24」を設定
            3. 「ゲートウェイ」は空のまま
          3. 「DNSサーバーに、先に控えた「192.168.xxx.yyy」の値をそのまま設定
          4. 「保存」をクリック
      3. 「ホスト名」を入力して「適用」をクリック
        • ホスト名は自由(例:centos.localdomain など)
      4. 2つのEthernetが「オン」になってることを確認して「完了」
    4. 「SECURITY POLICY」をクリック
      1. 開発用環境なので「セキュリティーポリシーの適用」を「オフ」にする
      2. 「完了」
  6. 「インストール開始」をクリック
  7. 「ユーザーの設定」
    1. 「rootパスワード」を設定する
    2. 「ユーザーの作成」を行う
      • ユーザー名は自由
      • 「このユーザーを管理者にする」をチェック
  8. インストールが終わったら「再起動」をクリック
  9. 起動後、rootユーザーでログインする
    1. 「yum -y update」コマンドを実行する
    2. 「systemctl reboot」コマンドで再起動する
  10. 再起動後、rootユーザーでログインする
    1. 「デバイス」メニューから「Guest Addtions CD イメージの挿入…」を選択
    2. 以下のコマンドを実行
mount /dev/cdrom /media
cd /media
./VBoxLinuxAdditions.run
  1. 「systemctl reboot」コマンドで再起動する

/etc/hostsの設定

MacのターミナルからSSHで接続できるように、仮想マシンに名前を付ける

  1. 「ターミナル」を起動する
  2. 以下のコマンドを実行
sudo nano /etc/hosts

「nano」というエディタが起動するので、以下の行を追加する

IPアドレス[スペース]ホスト名
  • IPアドレスは、先のネットワーク設定で指定したアドレス(例:192.168.xxx.101)
  • ホスト名は自由(例:centos.localdomain)

入力を終えたら「Control+x」、続いて「y」を入力、「Enter」すると保存、終了する

仮想マシンにSSHでアクセス

以降はMacのターミナルで、SSHでアクセスして操作します
以下のコマンドでSSHアクセスができます。

ssh 設定したユーザー名@ホスト名

※ホスト名は/etc/hostsに設定したホスト名です

初回のみ以下のプロンプトが出るので「yes」を入力してEnter

Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? 

アプリケーションのインストール

rootにスイッチ

sudo -sE

Vim

※root で実行

yum -y install vim

httpd

※root で実行

yum -y install httpd

remi

※root で実行

yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm

PHP 7.3

※root で実行

yum -y install php73* -x php73-php-pecl* -x php73-php-sqlsrv -x php73-php-horde-horde-lz4 -x php73-php-oci8

MySQL 8

※rootで実行

rpm -ivh https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-1.noarch.rpm
yum -y install mysql-community-server

npm (node.js 12.x)

※rootで実行

curl -sL https://rpm.nodesource.com/setup_12.x | bash -
yum -y install nodejs

composer

※rootで実行

curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
mv composer.phar /usr/local/bin/composer

git2

※rootで実行

rpm -ivh https://centos7.iuscommunity.org/ius-release.rpm
yum -y remove git
yum -y install git2u

各種設定

フォルダ権限

chmod o+x ~ユーザー名

SELinux無効化

setenforce 0
vim /etc/selinux/config

「SELINUX=enforcing」を「SELINUX=disabled」に変更

Firewallの無効化

systemctl stop firewalld
systemctl disable firewalld

ソースフォルダの共有

Mac内のソースフォルダを、仮想マシンに共有マウントします。

  1. 「Oracle VM VirtualBoxマネージャー」の右側の「共有フォルダー」の項目をクリック
  2. 開いたウィンドウの右端の「+」アイコンをクリック
  3. 「フォルダのパス」で共有したいMac内のソースフォルダを選択する
  4. 「フォルダ名」を入力する(小文字+「_」が適切)
  5. 「自動マウント」にチェック
  6. 「マウントポイント」に、共有フォルダをマウントしたいディレクトリのパスを入力する(例:/home/username/www など)
  7. 「永続化」にチェック
  8. 「OK」で閉じる
  9. さらに「OK」で閉じる
  10. VirtualBoxマネージャーを終了する
  11. 仮想マシンを終了する(状態を保存でOK)
  12. Macのターミナルで以下のコマンドを実行
vboxmanage setextradata 仮想マシン名 VBoxInternal2/SharedFoldersEnableSymlinksCreate/共有フォルダ名 1

コマンド実行後、VirtualBoxマネージャーを起動し、仮想マシンを起動する。

ユーザーのグループ設定

※コンソールからrootでログインする
共有フォルダに読み書きできるよう、ユーザーのグループ設定を行う。

usermod -G wheel,vboxsf ユーザー名
usermod -G vboxsf apache

ログアウトし、SSHでアクセスする。

HTTPdの設定

起動設定

※root権限で操作

systemctl enable httpd
systemctl start httpd

Welcome画面の無効化

vim /etc/httpd/conf.d/welcome.conf

全行をコメントアウトする

バーチャルホストの設定

vim /etc/httpd/conf.d/vhost.conf

以下の設定を行う

<Directory [共有フォルダ設定のマウントポイントのディレクトリパス]>
  Options       FollowSymLinks
  AllowOverride All
  Require       all granted
</Directory>

<VirtualHost *:80>
  ServerName   [ホスト名] ※macOS側の/etc/hostsで設定したホスト名
  DocumentRoot [ドキュメントルートパス]
  CustomLog    logs/[ホスト名].access_log combined
  ErrorLog     logs/[ホスト名].error_log
</VirtualHost>

httpdの再起動

systemctl restart httpd

MySQLの設定

起動設定

※root権限で操作

systemctl enable mysqld
systemctl start mysqld

ログを開いて、デフォルトのrootパスワードを確認する

less /var/log/mysqld.log

以下の行の「」の箇所を控える(これがデフォルトのrootパスワード)

2019-09-06T02:48:46.000215Z 5 [Note] [MY-010454] [Server] A temporary password is generated for root@localhost: <password>

パスワードを控えたら「q」キーを入力して less コマンドを終了する

MySQLのrootパスワードを変更する

mysql -u root -p [ENTER]
Enter password:

先に控えたrootパスワードを入力する

以下のプロンプトが表示されたら、

mysql> 

以下のコマンドを実行してパスワードを変更する
※パスワードには大小英文字、数字、記号の全てが含まれていなければならない

ALTER USER root@localhost IDENTIFIED BY 'new-Password-1234';

「quit」コマンドでmysqlコマンドを終了する

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