最初に
この記事は、Power Apps Advent Calendar 2024の12日目の記事です。
自己紹介・内容
佐賀県の小売業で情シスをしています。
社内ではPower Platformを活用したDX的な取り組みを合間に行っています。
佐賀大学DXリスキルプログラムとは
佐賀県内に居住又は勤務されている方で、就業されている方対象に 10月~12月の土日に行われる短期集中型の講座で座学・グループワーク・ハンズオン等の様々な学習を受講できるプログラムとなっています。
また技術の勉強よりも経営戦略・ビジネス企画等がメインとなっており、技術については組織内で展開する上での基礎知識を取得する受講する程度になっています。
Microsoft製品の講座ついて
Microsoft365・Power Platformの講座は、Power Appsの他にCopilot、Power Queryが講座に含まれており、専門講師による座学・ハンズオンが行われました。
Power Queryの講座受講兼アシスタントの記事については、Power BIのAdvent Calenderをご覧ください。
Power Appsの講座内容・教材
講座受講用の環境が用意されており、Microsoft LearnのPower Appsのトレーニングに従って、キャンバスアプリ作成のハンズオン形式での勉強会になりました。
感想
受講しての簡単な感想を書きたいと思います。
作業感が多い
4.5時間の間、Microsoft Learnを見ながらのほとんど説明がない状態でのハンズオンだったため、マニュアルに従ってアプリを作成しているように感じてしまい途中で諦めるひともいました。
最初に何のアプリを作成しているのかを説明しつつハンズオンしたほうがよかったかもしれない。
Learnの日本語表記が分かりにくく混乱する人が
ほとんどの受講者がMicrosoft Learnを見たことがなく、日本語表記の部分でつまずき挫折していた人が多かった。
またノートPCでLearnを見つつ、タブ切り替えでPower Appsを操作する方法が初心者には大変だったかもしれません。
簡単なアプリを作成し、その後はグループディスカッションがよかったかも
開発の育成講座ではなく、組織に適用・展開する人材を育てる講座だったので、Leanを使っての手順に従ったアプリ作成ではなく、案外Learnを使わず簡単な業務アプリを3時間程度作成したのち残りの時間は組織内での利用についてグループディスカッションしたほうがよかったかもしれません。
ローコードであっても学習は必要
ローコードであれば誰でも簡単に開発出来るのではなく、他のPower PlatformのメンバーであるPower AutomateやPower BIも勉強・学び続けないとツールを正しく使用することは出来ません。
社内では「学習・勉強し続ければ誰でも利用できます」と上層部に伝えているつもりが、DXセミナーで何故か「誰でも簡単にアプリ開発・データ分析が出来る」と話してるのを聞き、人に教えたり伝えたりすることの難しさを改めて実感した講座でした。