最初に
この記事はMicrosoft Power BI Advent Calendar2023 15日目の記事になります。
内容
Power Automateのデスクトップフローの活動が見れるようになって、その活動レポートをPower BIテンプレートファイルで確認することが試してみました。
テンプレートの取得とパラメータ設定
テンプレートの取得の場所
Power Automateのデスクトップフロー活動を開くと、右上に「Power BIから開く(プレビュー)」があるので開きます。
テンプレートのダウンロード
Power BIでの活動を監視する(プレビュー)のメッセージが表示されるので、組織IDをコピーしてテンプレートを取得します。
Organization urlの設定
テンプレートファイルを開くと、Organization urlの入力が求められるのでコピーした組織IDを貼り付け読み込みます。
CommonDataServiceのサインインが求められた場合
CommonDataServiceのサインインが表示された場合には、マイクロソフトアカウントにてログインします。
Power Automateのデスクトップフローの活動レポートが開きます。
テンプレートの内容確認(Power QUery)
Power Queryにてデータソースとテーブルの確認
データソースの接続先がCommonDataService.Databaseになっており、テーブル名が「flowsession」になっているので、Dataverseの「flowsession」にデスクトップフローの活動履歴が保存されていることが確認出来る。
= CommonDataService.Database(#"Organization url", [EnableDisplayNames=false])
= Source{[Schema="dbo",Item="flowsession"]}[Data]
Power Appsのテーブルにも、flowsessionテーブルを確認
テンプレートの内容確認(モデリング・メジャー)
データモデルにて
ファクトテーブルがflowsessionでDirectQueryにて接続、日付テーブルは計算テーブルで作成されており、1対多でリレーションシップされていることを確認
メジャーを確認
flowsessionテーブルに、複数のメジャーを確認することができます。
テンプレートではFILTER関数を使って、statuscodeが4(フロー成功)の件数を取得している。
Count of flowsession for Success =
COUNTROWS(
FILTER(
flowsession,
'flowsession'[statuscode] IN { 4 }
)
)
テンプレートではFILTER関数にてメジャーを作成しているが、CALCULATE関数を使っても同じ結果になるかも確認してみる。
Count of flowsession for Success =
CALCULATE(
COUNTROWS(flowsession) ,
'flowsession'[statuscode] IN { 4 }
)
レポートを確認
デスクトップフローが2023年1月に増え、2023年2月をピークにそれ以降は落ち着ているように見えるので、利用する人が固定化されているということだろうか。
まとめ
Power Automate For Desktopの活動フローのテンプレートの中身を確認してみました。
テンプレートでデスクトップフローの活動履歴の仕組みが分かるので、オリジナルレポートの作成に挑戦しようと思う。