概要

認証プロキシ環境下でPower Automate Desktopを使う際は C:\Program Files (x86)\Power Automate Desktop にある PAD.Designer.Host.exe.config と PAD.Console.Host.exe.config のルートノード（ Configuration ）直下に以下のプロキシ設定を追加する必要があります。

  <system.net>
    <defaultProxy enabled="true" useDefaultCredentials="true"> 
    </defaultProxy> 
  </system.net>

詳細

認証が必要なプロキシ環境内でPower Automate Desktopコンソールを開くと、フロー一覧が読込中のクルクルを続けたまま、フローが表示されなませんでした。以下のページにこの問題と解消方法が説明されています。

PAD Console does not show any flows - support.microsoft.com

この問題に該当する（少なくともフローが表示されず、認証プロキシ環境内で使用している）時は、以下を行います。

このWindows環境の管理者権限があることを確認する。
Power Automate Desktopのインストールフォルダー（ C:\Program Files (x86)\Power Automate Desktop ）に移動する。
なにかあった時に復旧できるように PAD.Console.Host.exe.config と PAD.Designer.Host.exe.config の2ファイルをバックアップする。
両ファイルのルートXMLノード（ <configuration> ）の直下に以下の子XMLノードを追加する。

最後のステップは「ファイル先頭の<configuration> 行の直下に以下の4行を追加」します。

  <system.net>
    <defaultProxy enabled="true" useDefaultCredentials="true"> 
    </defaultProxy> 
  </system.net>

設定が終わったら、Power Automate Desktopコンソールを閉じ、タスクトレイのPower Automate Desktopアイコンから「終了」を行います。その後、WindowsメニューからPower Automate Desktopを起動しなおし、タスクトレイのアイコンからコンソールを開きます。

フローが表示されれば問題解消です。

参考

PAD Console does not show any flows - support.microsoft.com

以下も参考にしました。フロー一覧以外の機能について言及しているので、認証プロキシ環境下で他の問題が起きた時には参照するとよいかもしれません（まだ私は実施しておらずどのような効果/影響があるか分かりません）。

PROXY環境下でのPower Automate Desktopの利用方法 - Qiita