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ESXi 6.0 update2以降でESXiのローカルユーザーを作成する

Last updated at Posted at 2016-10-24

概要

ESXi 6.0 update 2以降で、ローカルユーザーの作成や権限の付与をするための方法(主にPowerCLIによる手順)。

詳細

ESXi 6.0 update 2以降では、ESXiに直接アクセスする際のクライアントもWebベースの「vSphere Host Client」になりましたが、ここからではローカルユーザーの作成や権限の付与ができなさそうでした。

作成、設定方法は、大きくは以下の2種類になりそうです。

  • 従来どおり、vSphere Clientを使用する。
  • PowerCLIを使用する。

PowerCLIを使う場合について、以下にまとめています。

PowerCLIでの作成手順

PoweCLIでの作成手順を以下で説明します(PowerCLIの使い方自体は説明しません)。

PowerCLIを起動します。PowerCLIのプロンプトで、次のコマンドを実行して、ユーザー作成対象のESXiホストに接続します。以下はホスト名がesxi01、rootパスワードがR00tP@ssの場合のコマンド例です。

Connect-VIServer -Protocol "https" -Server "esxi01" -User "root" -Password "R00tP@ss"

次のコマンドを実行して、新ローカルユーザを追加します。以下は作成するユーザー名がmyadmin、パスワードがMy1P@ssの場合のコマンド例です。

New-VMHostAccount -Id "myadmin" -Password "My1P@ss"

次のコマンドを実行して、役割(Role)を新ユーザへ付与します。以下はユーザー名myadminに、Adminの役割を付与する場合のコマンド例です。

$vmhost = Get-VMHost 
New-VIPermission -Entity $vmhost -Principal "myadmin" -Role "Admin" -Propagate:$true

Entityは役割を付与する対象で、ここでは最上位になるESXiホストを指定しています。また下位に伝達させるために-Propagate:$trueを指定しています。

指定できる役割

指定可能な役割(Role)はGet-VIRoleコマンドレットで確認できます。

Get-VIRole

以下がESXi 6.0 update2の環境上での出力例です。

Name                      IsSystem
----                      --------
NoAccess                  True
Anonymous                 True
View                      True
ReadOnly                  True
Admin                     True

より詳細な権限指定を行いたいときには、New-VIRoleコマンドレットで新しい役割を作成することも可能です。しかし実際にその役割に細かく権限(Privilege)を設定していくのがあまり現実的でないため、お勧めしません。

指定可能な権限を見たいときは、以下のコマンドを実行すれば確認できます。ただし内部値での表記になるので、vSphere Web Client等で表示される日本語表記とは対応付けを考える必要があります。

(Get-VIRole -Name "Admin").PrivilegeList

参照

本ページの内容は、以下の情報に基づいて作成されています。

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