今日はレンタルサーバを活用しエンジニアじゃない人でも数百円でお手軽にバックアップメールサーバを構築する方法をまとめました!
一般的なレンタルサーバでは、WEBサーバーと共にMTAやMDA、MRA(POP、IMAP)などの仕組みがパッケージ化され、運用を完全にレンタルサーバ会社にお任せできるメリットがありますが、一方でカスタマイズの余地が少なく可用性や完全性を強化したいと思っても自由度が無いというデメリットもあります。
もちろん、レンタルサーバ各社それぞれにサービスを止めない努力や工夫をされていると思いますが、ちょっとした工夫でユーザ側でも出来る防衛策を紹介したいと思います。
#1,解決できること
- メインのメールサーバが落ちている時でも代わりにメールを受信できます。
- 受信したメールの中に急ぎのものが無いか確認する事ができます。
- メインのメールサーバが復旧したらバックアップ側から自動的に再送されます。
#2,用意するもの
- バーチャルドメインとメール転送が使えるレンタルサーバを2台
- AレコードやMXレコードの設定が自由にできるDNSサーバ
#3,構成のイメージ
#4,設定方法
#5,最後に
最近のレンタルサーバではバーチャルドメインが標準的になっているので、DNSと上手く組み合わせて使う事でメールに限らず、簡易的な冗長化が組みやすくなっています。高機能になったレンタルサーバを上手く使って運用費用を抑えつつユーザ側でも出来る対策を検討頂ければ幸いです。