はじめに
このページはAUTOSAR仕様書や関連ページへの個人的なリンク集およびメモ書きです。
随時追記します。補足情報やアドバイスがあればコメントを頂けるとうれしいです😀
目次
AUTOSARとは
AUTOSARは複雑化する車載ソフトを標準化し、開発をラクにするために発足した国際的な団体です。
フォルクスワーゲンやトヨタ自動車をはじめ、2023年現在230以上の企業や研究機関が
AUTOSARの会員(Partoner)としてAUTOSARを利用しています。
AUTOSARが作成した車載ソフトのルール・ガイドラインをAUTOSAR仕様書と呼びます。
OEMやサプライヤはAUTOSAR仕様書に準拠した開発プロセスを利用することで、
ソフトウェアの再利用性を高めたり、メンテナンスのしやすいソフトを作ることができます。
AUTOSARのコンセプトは、AUTOSARが公開している以下のページで詳しく知ることができます。
https://www.autosar.org/about
OEM仕様書とは異なり、AUTOSAR仕様書は一般公開されており、誰でも閲覧することができます。
AUTOSAR仕様の読み方
AUTOSAR仕様書に使用される図はUMLに基づいてデザインされています。
図を理解するためにはUMLの知識が助けになります。
CP
CPはAUTOSAR発足時から開発され続けているプラットフォームです。
アプリケーション、RTE、BSWの3つの階層で構成されます。
CPのコンセプトを理解するために、初めての人はこのEXPを読むことをおすすめします。
AUTOSAR_EXP_LayeredSoftwareArchitecture.pdf
各BSWのAPIの定義やシーケンス図を見たい方は、"Web Doc Type" == "SWS" の文書を読んでください。(検索結果: Search AUTOSAR)
AP
APはCPとは異なるコンセプトで開発されているプラットフォームです。
CPとAPには各々の利点があり、開発者(OEM、サプライヤ)は用途に応じて
適したプラットフォームを選択する必要があります。
APがどのようなものなのかを知るためには、以下のEXPから読み始めることをおすすめします。
AUTOSAR_EXP_PlatformDesign.pdf
CPに対する第二のプラットフォームとしてAPが開発された経緯や、APの特徴、全体像が記載されています。
併せて、以下の文書もAPのアーキテクチャを理解するのに役立ちます。
AUTOSAR_EXP_SWArchitecture.pdf
リンク
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はじめてのAUTOSAR(ベクター・ジャパン株式会社)
BSWベンダーのベクター社が発行・公開している初心者向けの資料です。
非AUTOSARのソフトウェアを開発してきた企業や開発者に向けて、
AUTOSAR(CP)が紹介されています。 -
AUTOSARを使いこなす(MONOist)
AUTOSAR CP/APを使いこなすために留意すべき点や、定期的にリリースされる
AUTOSARの新バージョンで導入された新機能のポイントが解説されています。
以上