起こった出来事
IPアドレスがCBLのブラックリストに追加されてしまい、
送信したメールのタイトルに[SPAM]がついてしまう
↑メールボックスがこんな感じ
なぜこの記事を書こうと思ったのか?
本当に参考記事が少ない。
私はすごく困りました。
絶対に誰かが喜ぶと思って書きます。
迷惑メール判定される原因は?
そのままですが、メールがスパムメール判定されているため。
迷惑メールの原因はメールによって異なりますが、
- なりすまし送信している
- 文章が業者っぽい(※1)
- 本文にURL張っている(※1)
- 一斉送信しすぎ(※2)
など様々…
[※1]基準はよくわからない
[※2]ただ「送れない」という現象だったら利用中のサーバーの上限に達している場合もある。要確認。
CBLとは?
イギリスにある、スパム送信しているメールサーバーを洗い出している団体?機関?
ちょっとその辺定かでないですが、割と公式めな感じ見たいです。
SMTPサーバが安全かどうかを確認しているようです。
WEBサイトを回るわけではないですが、クローリングのイメージです(※私の解釈)。
なので、下記サイトから「該当のIPが〇時間以内に〇回検知された」という情報が公開されています。
ブラックリスト入りしていた際は24時間以内に十数回検知されていました。
おそらく1時間に1回くらいのペースです。
レコードの設定変更ではうまくいきませんでした。
CBL公式サイト
※一応言語を日本語にも変換できます(笑)
ここで、IPを入力すると、該当のIPがブラックリスト判定されているか確認できます。
ブラックリストの解除依頼をする
数回検知されたくらいだと、
検索画面上で解除ボタンが表示されます。
CBLの検索画面
ただ、繰り返し検知されている場合は自分で解除することができません…。
でもどうしても解除したい。
そんな場合は下記に記載のメールアドレス(cbl@abuseat.org)宛てにメールを送ると対応してくれます。
時差もあるので2日くらいで返信が来ます!
参考:CBL FAQ
ただ、送る先はイギリスなので、英語で送りましょう。
つたない英語でも返してくれます。Andy優しい。
ブラックリストから解除された(1回目)
メールをCBLの本部に送ってついにIPで検索をしてもブラックリストに入らなくなりました。
そんな喜びもつかの間。
ブラックリスト解除をしましたというメールの2時間後には再度リスト入りしてしました。
やはり、根本の解決をせずにブラックリスト解除をするのは早すぎる。
これではイタチゴッコ…。
返信メールにはリスト入りした原因や今後の対策等を丁寧に(英語で)書いてくれていた。
要約すると
- 同一サーバーで複数ドメインのメールを送信している
- マルチドメインサービスの利用を推奨
原因の解明
原因はpostfixの設定でした。
postfixを利用して送信サーバーの構築をしていたのですが、その設定にミスがありました。
myhostnameを送信するメールの独自ドメインにする必要がありました。
おそらく、これが原因でなりすまし送信としてみなされていた。
さらに、エラー通知として利用していたので、1日何通ものメールが送られていたのも原因かもしれません。
myhostnameに独自ドメインを設定して1日経過。
CBL検索で直近24時間のリスト入りが0回になりました。
晴れて安全なメール送信ができるように!!
ブラックリストから解除された(2回目)
安全な送信サーバーからメールが送信されるようになったので、
念願の「解除ボタン」がCBL検索画面に現れました。
これで、2度目のブラックリスト解除です!
1度目の即リスト入りの恐怖から数日間確認しましたが、1度もリスト入りはせず!
解決です!!!!!
おまけ
同じメールを送信しても迷惑メール判定は受信もしくは送信側の設定によります。
多くの記事では受信側の問題だと書いてあることがほとんど。
ですが、送信する際のヘッダーに迷惑メール判定の基準を決める項目があったりすることも…。
- X-Spam-Flag:
- X-Spam-Level:
- X-Spam-Status:
など。
これも利用中の送信サーバーの設定だと思いますが、こういう項目って大体コンパネから変更できないことが多いので、
何かおかしいな?と思ったらサーバーのFAQを見てみるとヒントがあるかもしれないです!
まとめ
迷惑メールの解決手段は
- まずレコードの設定状況の確認
- 受信側の問題ではないか?
などを確認しがち(私のググり方が悪いのかもしれない)
postfixを使っている場合は送信系のトラブルの原因になっている可能性がある
メールは深すぎる。
何か思いつくことがあったら(自分の備忘録として)追記していきます!