みなさん、Oculus Quest向けコンテンツ開発、してますか!
前回、こんなのがあるよ~と軽く紹介だけしたQuest Basics、今回はその中身を紹介します。中身は結構いろいろあるので、何回かに分けて紹介していきます。
## それどこにあるの、ってあなたのために
ここです。以下のGithubのURLからダウンロードしてみてください。おっと、Starをクリックしていいねするのを忘れずに!
https://github.com/hassydhw/QuestBasic
### 今日紹介するのは、シーン名が _01_xx というシリーズです
この01で始まるシーン群は、Oculus Integrationにある各種のコントローラーの3Dモデルがはいったシーンです。中身のコンテンツは正直なにもないのですが、こんなコントローラーを表示してシーンを構築したい、と思ったときにベースとして使えるシーン群だと思っていただければ。
####_01_1は、
初代 Oculus Touchのコントローラーを使ったシーン。見た目がクエストのコントローラーと少し違ってて、コントローラを握ると丸い輪っかが下の方に向いているのでプレイすると少し違和感がありますが、ボタンを押したりスティックを操作するとそれにあわせたアニメーションがついてます。
####_01_2は、
手のモデルを使ったシーン。ボタン操作にあわせて指が動きます。このシーンの目の前にあるCubeを掴んで動かすこともできます。
Cubeについているコンポーネントをみてみると・・・
なるほど、RigidbodyとOVRGrabbableスクリプトをつけてやるだけで(実質コード一行も書かなくても)手でつかめるんです!私がすごいんじゃなくてOculusがすごいんだけど。
####_01_3は、
Oculus Questのコントローラーを使ったシーン。これだと握っているコントローラーと見た目が同じになるので違和感がなくなります。でも残念ながら、こいつにはボタンを押したときのアニメーションがついてないんだよねえ・・・
####_01_4は、
左右のコントローラーの場所に細長くしたCubeをつけたシーン。もしBeat Saberのようなゲームを作りたくなったら、このシーンをベースにしていただければ。サンプルだからそっけないCube、というかただの棒だけど、アセットストアでかっちょいい剣のモデルを買って、このCubeの角度や大きさにあわせて配置してくれれば、なんかそれっぽくなると思いませんか?
## でも、実はそれだけではないんです。
これらのシーンに配置されているOVRCamerarigは、すでにコントローラー付きでプレファブにしてあるので、それをそのままご自分のシーンにいれて使い回すことができます。
OVRCameraRigWithController
OVRCameraRigWithQuestController
## しかも!
そのプレファブには、すでにOVRPhysicRaycasterスクリプトがついているんです。
このあたりの話は次回もう少し詳しくやるつもりなのですが、このスクリプトは、コントローラーからレーザーポインターをだしてゲームオブジェクトを操作したいときに必要なやつ。つまりこのプレファブは、単にコントローラーが付いているという見た目だけでなく、機能的にも、このままで便利に使える優れもの。
ぜひ自分の心向けに使ってください。
## 今日はここまで
今日はシーン名が_01_xx というシリーズの紹介をさせていただきました。非常に基本的なシーンだけど、ここで使っているプレファブが便利設定になっているので使いまわしてほしい、というのも伝えたかったことです。実際、このサンプルの_02_以降のシリーズはこれらのプレファブをつかってできています。
## ところで、あなた誰?、って方
宣伝っぽくて恐縮ですが、VRプロフェッショナルアカデミーという、VRコンテンツの作り方を教える学校で、初心者向けコースの講師をやっています。このBasicsも、生徒向けの教材の一環として作ったものなのですが、自分の生徒以外にも初心者の方には広く使っていただきたいとおもっています。
VRコンテンツ作ってみたい!っておもった方はこちらも覗いてみてください。
https://vracademy.jp/vrBeginner.html