多くの言語に組み込まれている逆三角関数 atan2 の使用上の注意について、既に下記の記事で言及しました。しかし、これには「あまり同意は致し兼ねる」風のコメントは沢山いただいたものの、「いいね」は1つだけです。誤使用による危機を皆さんに十分に伝えられなかったようで残念です。かなり切実な内容だったのですが・・・。
しかし、その後、それ以前のもっともっと重大な問題が見つかりました。Microsoft Excel の公式?ページの ATAN2 の説明の一部に誤りがあります。
この「解説」の中に、
ATAN2(a,b) と ATAN(b/a) は等しくなりますが、ATAN2 では a に値 0 を使用できる点が異なります。
とありますが、これが大間違いです。下記のように、実際に試してみれば直ぐに分かることです。他の言語の atan2 と同様に、第2,3象限では atan とは異なる正しい動作をしています。説明だけが誤っています。
しかし、上記の説明が多くのサイトに引用され、独り歩きして誤情報をまき散らしています。Qiita の会員の中にも、この誤情報に惑わされて atan2≒atan と思い込んでいるような方をお見受けします。この先、地獄を見ることがないよう十分にご注意ください。