#インタビューする時に組織的に陥りやすいこと
顧客視点で「開発」「デザイン」「企画」をする際に、だいたいぶつかる問題があります。
「やるのはいいが、果たして何人に聞けば充分なのか」
この問題は、上長の承認(予算的な) がある限り受託でも事業会社でも発生すると思っています。
この問題を解決し、最適な人数を割り出せる文献があるのでご紹介します。
(自分も以前の会社でクライアントを説得する際に利用しました)
#何を参考に人数を算出したのか?
私が参考にした文献は、ヤコブ・ニールセン博士のユーザーテストを参考にしました。
下記、博士が提唱している計算式です。
N(1-(1-L)n)
ここでNはデザイン上のユーザビリティ問題の数であり、Lは1人のユーザーでテストして発見できるユーザビリティ問題が全体に占める割合を示している。数多くのプロジェクトを調査した結果、典型的なLの値は平均して31%であることがわかった。L=31%として曲線を描いてみると、次のようになる。
(U-site参照)
#結論
ヤコブ・ニールセン博士のユーザービリティー工学の観点では、「5人にインタビューすればユーザービリティ問題の85%が発見できる」
(下記、個人的な経験則)
ただし、セグメントが別れている場合は各セグメントに3~5人は行わないと85%の問題発見は得られなと思います。
#参考になるサイト
下記、2つのサイトは参考になるものの、明記されている数字がバラバラなので注意が必要です。
個人的にはU-siteで掲載されているヤコブ・ニールセン博士の数字とグラフを参照しました。