この記事は、3D都市モデル Project PLATEAU Advent Calendar 2024の24日目の記事です。
こんにちは。元PLATEAU担当です。(担当を離れてもPLATEAU大好き!)
10月11月のPLATEAUアカデミー、参加された方も事務局の皆様も大変お疲れ様でした。
本日はクリスマスイブなので、少し緩やかな記事にお付き合いいただければと思います。
海外からも注目され始めたPLATEAU
Prpject PLATEAUの担当をしていた今年の7月までの間、海外の会議でプレゼンテーションを行う機会が複数回ありました。
どこの国でも大きな注目をいただいたのですが、よく質問された点や驚かれた点があるので、いくつかポイントをご紹介したいと思います。
データ作成が自治体主体なのが凄い!
PLATEAUのデータは基本的に自治体が作成主体であり、ここから測量会社に委託して作られています。
ひとつの主体が作成しているわけではないのになぜここまで規格が揃っているのか(皆様は既にご存じの標準製品仕様書シリーズがしっかり整備されているから)、そしてわずか4年で200都市という広がりも毎度かなりびっくりされます。
PLATEAUでは自治体向けの補助制度を用意していますが、そういったやり方は海外では意外とメジャーでないのかもしれません。
個人的には、かなりの手作業を要するPLATEAUデータ作成において、決まったルール通りにぴしっと仕上がるのは日本人の強みかもなーとも思っています。
既に動くアプリケーションがいくつもある!
デジタルツインはまだまだ各国が、どんな使い方があるの?と試行錯誤を繰り返している状況です。
実際に会議でのプレゼンテーションでも、構想だけの発表や、水害対策等の災害分野に限定されたユースケースの発表がほとんどです。
一方、Project PLATEAUでは、これまでとんでもない数のユースケース開発に取り組んできました。
こんな風に使えるよーというアイディアを、様々な分野で、そして実際に動く状態でいくつも提示できるのは、海外で感じる特に大きな強みです。
ユースケース側の技術もこのプロジェクトと一緒に育ってきていることを実感します。
今年11月に開催されたSmart City Expo World Congress 2024でも、実際にまちづくりで活用されているツールを触れる形で展示し、大いに盛り上がったようです!
データの使い方解説が充実しすぎている!
海外の多くの国ではデータを公開して終わり!が多く、活用サポートやユーザーからのフィードバックを一生懸命集めているところはほとんどありません。
Project PLATEAUでは、ラーニング用に様々なバラエティの記事が公開されています。
しかも絶えず更新を続けており、最近では今年のPLATEAU AWARDのグランプリ作品から、PhthonでPLATEAUを活用する方法の解説記事やPLATEAUを使った映像作品の作り方のハンズオン動画が公開されています。
是非様々な分野で、PLATEAUデータを活用してみてください~
おわりに
担当を離れても、どこでどんな仕事をしていても、ずっと緩く関わっていられるのがPLATEAUオープンコミュニティの良い所だと思っています。
今回PLATEAUアカデミーに参加された皆さんも、是非長くPLATEAUとお付き合いいただければと思います。
データを活用する観点でのイベントもたくさんありますので、ご関心あるものに参加してみてください。
では、良いクリスマスを!
(ところで、TVアニメ株式会社マジルミエのOPがPLATEAUっぽいなーとずっと気になっています。真相はいかに、、)