はじめに
今回Rubyの学習を進める上で「プロを目指す人のためのRuby入門」を読みました。
初学者が読んだ感想を書いていきたいと思います。
良かったところ
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充実した内容
第1章から第13章までの537ページに渡りRubyの技術を豊富に学ぶことができます。
本書の全体や進め方についてしっかりと説明されています。 -
例題の豊富さ
各章で例題が用意されており実際に手を動かして学ぶことができます。 -
現場で求められる書き方を学ぶことができる
現場でよく使う書き方だけでなく、使われなくなった書き方などの細かい技術まで記載されています。 -
最後まで読み切るコツがあること
本書は初学者に向けて「頭の中にインデックスを作る」ことを目的に学習することを薦めています。初学者にとっては内容が複雑で、わからない事がたくさん増えることで学習から遠ざかってしまうことも想定されます。そのため学習のハードルを下げて進めて良しとしてくれているところがありがたいです。
学んだこと
Minitestを使用したテストの自動化
用意されている例題はテストを使用しつつ解いていきます。なぜテストが必要なのかの解説ややり方などが丁寧に解説されています。
正規表現
正規表現とは「パターンを指定して文字列を効率よく検索/置換するためのミニ言語」のことです。
書籍の中でも1章かけて学びますが、初学者は以下の解説記事で学習してから書籍に戻ってくる方が理解が深まります!
初心者歓迎!手と目で覚える正規表現入門・その1「さまざまな形式の電話番号を検索しよう」
初心者歓迎!手と目で覚える正規表現入門・その2「微妙な違いを許容しつつ置換しよう」
初心者歓迎!手と目で覚える正規表現入門・その3「空白文字を自由自在に操ろう」
初心者歓迎!手と目で覚える正規表現入門・その4(最終回)「中級者テクニックをマスターしよう」
モジュール
継承を使わずにクラスにインスタンスメソッドを追加することやミックスインする事ができる機能です。
Rubyは単一継承を採用しているが、ミックスインを利用することで多重継承に似た仕組みを実現する事ができます。
モジュールは以下のような構文で定義します。
module モジュール名
#モジュールの定義(メソッドや定数など)
end
難しかったところ
この本は、プログラミングの入門書ではないため基礎知識が必要な初学者にとっては難しい内容でした。私は一度別の入門書を学習してから本書の内容に入りました。
当たり前ではありますが、、、
現場で使うような高度な技術に加え、ある程度プログラミング言語を使用したことのある人向けの内容を数日〜数週間で完全に理解することは困難でした。
おわりに
今回は「プロを目指す人のためのRuby入門」を読んだ感想を書いてみました。
初学者の私にとって本書の内容を1周しただけでは理解できるものではありませんでしたが、とても力が付いたように感じます。
ですが、まだまだ基礎を含め学習が不十分であるため基礎力を上げ再度本書にトライしたいと思います。
次回この教材を手に取るときには今よりもレベルアップした自分で入れるよう日々精進したいと思います。