はじめに
REHL8にOracleDatabase19cをインストールしたく、
REHL8をGUI操作する時にとても苦労したので手順をここに残します。
今回は、xmingというツールを使いました。この記事ではOracleDatabaseのインストールについては触れません。
機会があれば別記事でご紹介したいと思います。
環境
- AWS EC2
- REHL8.6
- Windows10
手順
Windows側の手順
- 以下からVcXsrvをVダウンロードしてインストール
https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/
2. VcXsrvフォルダを開き、XLaunchアイコンをクリックします。
3.「Start no dient」にチェックを入れたまま次へをクリックします。
6.タスクバーに「Xming 」のアイコンが表示されていると思います。
カーソルを合わせると以下のように「Xming Server0.0」と表示されました。
これでWindows側の準備はOKです。
Linux側の手順
1.Teratermの設定です。
設定⇒SSH転送で以下画面を開きます。
「リモートのXアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを入れます。
2.ファイル⇒新しい接続からEC2のRedhatに接続します。
3.xorg-x11-xauthとxtermをインストールします。
$ sudo yum install xorg-x11-xauth
$ sudo yum install xterm
4.ログインしたユーザーから X11 をテストします。
$ xauth list
ip-xxx-xx-xxx-xxx.us-west-2.compute.internal/unix:10 MIT-MAGIC-COOKIE-1 e78fb3b67d4def418a70efec323cxxx
上記で表示された「ip-xxx~」以降を以下のように「xauth add 」の後に貼り付けて、実行します。
$ xauth add ip-xxx-xx-xx-xxx.us-west-2.compute.internal/unix:10 MIT-MAGIC-COOKIE-1 e78fb3b67d4def418a70efec323cxxx
$ export DISPLAY=localhost:10.0
$ echo $DISPLAY
localhost:10.0
上記のように「localhost:10.0」が表示されれば準備OKです。
5.試しに、firefoxを起動してみましょう。
しばらくたつと、Windows側のXmingが起動して、firefoxが起動できればOKです。
私の環境では2~3分かかりました。焦らず待ちましょう。
OracleのOUIも同じように起動できるはずです。
$firefox &
最後に
いかがでしたでしょうか。
私は、teratermの 「リモートのXアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを入れるとエラーになり、
いろいろと試行錯誤してxming起動までに2~3日かかりました。
同じように、teratermで躓いた方がもしいれば、
teratermの「リモートのXアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを入れて、設定の保存を一度してください。
そのあと、設定⇒設定の読み込みから保存したteratermの設定を読み込み、teratermを起動すると「リモートのXアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックが入った状態で、teratermを起動することができました。
また、Redhat8ではxeyesがインストールできず、それもハマった点でした。
代わりにxtermで代用可能です。
参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考資料
https://dev.classmethod.jp/articles/ec2-x-window/
https://dev.classmethod.jp/articles/wsl-x-window/#toc-6
https://aws.amazon.com/jp/blogs/compute/how-to-enable-x11-forwarding-from-red-hat-enterprise-linux-rhel-amazon-linux-suse-linux-ubuntu-server-to-support-gui-based-installations-from-amazon-ec2/