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Kibana 6.7.0リリース記念 Logs画面にfilebeat以外で入れたログを出す

Last updated at Posted at 2019-03-27

概要

Kibana6.7.0がリリースされました。
https://www.elastic.co/blog/kibana-6-7-0-released

ここでは、「Logs is now GA」のところに注目して紹介します。

Logs画面とは

公式サイトの画像をひっぱりますが、こんな画面です。

Discoverの画面と何が違うの?

Logs画面は、tail -fするもの、Discoverは検索結果を表示するViewだと考えると良いと思います。
つまり、リアルタイム(に近しい)ログ表示、スクロールすることによるデータの探し方に特化した画面がLogsだと言えます。

Logs画面に自分のログを出す

例1

6.7_1.png

GithubのコミットログをIndexに入れた例です。

項目
Index名 github
コミット時のメッセージ message
タイムスタンプ timestamp

Kibanaから見えるようになってはいますが、Logs画面を開いても表示できません。

Logs画面に出るIndexの指定

デフォルトでは、filebeatから始まるインデックスがLogs画面に出る、と書いてあります。

The filebeat-* index pattern is used to query data by default. If your logs are located in a different set of indices, or use a different timestamp field, you can adjust the source configuration via the user interface or the Kibana configuration file.

「Kibana configuration file」で調整できると書いてあります。
ここでいう設定ファイルは kibana.ymlですね。Dockerだと /usr/share/kibana/config/kibana.yml です。

設定ファイルによる指定

設定項目については、ここを見てください。

xpack.infra.sources.default.logAlias
Index pattern for matching indices that contain log data. Defaults to filebeat-,kibana_sample_data_logs.

たしかに、デフォルトではfilebeat-*が入っていますね。

この項目は、kibana.ymlに書くのですが、このファイルをうっかり間違えて編集して保存するとKibana本体が起動しないようになります。
怖いですね。恐ろしいですね。

UIからの指定

うっかりさんが多かったのか、設定ファイルによる指定ではなく、UIによる設定が6.7.0では取り入れられました。
その方法を紹介しましょう。

設定アイコンを選択する

画面上部にある歯車アイコンを選択します。

6.7_2.png

Log indicesの指定

「Log indices」の部分に対象としたいIndexを指定します。
複数設定する場合は、カンマ区切りです

6.7_3.png

Update Sourceを押す

画面下部にある「Update Source」を押下し、保存します。
6.7_4.png

私が嵌った点

timestamp ? @timestamp?

改めて、表示したかったGithubのコミットログのデータを見てください。

6.7_1.png

Tableのところに着目していただくと、timestampと@timestampと同じデータが入っています。
@timestampは、timestampのデータのひっぱってくるscripted fieldになっています。

6.7_5.png

Scrited Fieldの@timestampフィールドだと、Logs画面には出ない!

時刻フィールドの変更

設定UIでtimestampをつかうように設定を変えてみましょう

6.7_6.png

すると・・・

Githubのコミット情報がLogs画面に表示されるようになりました。

6.7_7.png

教訓

今回は、timestampと@timestampでしたが、他にも時系列データの日付を表す部分のフィールド名がずれていることで、データがうまく表示されないことがありました。

最近はElastic Common Schemaという形で、共通のスキーマが提唱されています。
https://www.elastic.co/jp/blog/introducing-the-elastic-common-schema

独自のデータソースを取り込むときも、こういう情報をベースに設計をすると良いということですね。

おまけ

他にも設定値がUIから変更できるようになっています。

「Management」から「Advanced Settings」からスクロールしていただくと、v7系のデザインへの変更ができるようになっています。

6.7_8.png

これをOnにしていただくと、v7の画面を体感できます。
初期設定は設定ファイルが便利ですけど、画面から変えられる手軽さは良いですねぇ。v7の感じは以下のとおり。

6.7_9.png

では、ハッピー弾性ライフを。

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