この記事では、CentOS7環境でMariaDBアンインストール時、一緒に削除したpostfixを再インストールする手順をメモ的にまとめています。
#postfixを再インストールできない
AWSでウェブサーバー構築時(環境はCentOS7)、MySQLを使うためにMariaDBを削除した際、依存関係にあるpostfixも削除していました。
構築したウェブサーバー内でメール送信処理も実装しようとして、postfixをインストールしようとして下記コマンドを実行。
# yum install postfix
するとエラーでインストールできず。
エラー: パッケージ: 2:postfix-2.10.1-9.el7.x86_64 (base)
要求: libmysqlclient.so.18(libmysqlclient_18)(64bit)
エラー: パッケージ: 2:postfix-2.10.1-9.el7.x86_64 (base)
要求: libmysqlclient.so.18()(64bit)
「libmysqlclient.so.18」がないとのこと。
いろいろ検索して、似たようなエラー対処がヒット。
Linux maria dbをアンインストール時に消されてしまったpostfixの再インストールができない
#postfix再インストール手順
上記記事の回答内容を参考にしてpostfixの再インストールができたので、手順をまとめておきます。
まずはインストールされているrpmパッケージを一覧表示するコマンドを使って、インストールしている「mysql-community-」を確認します
# rpm -qa
「mysql-community-」と付くパッケージを確認し、アンインストールします。
# rpm -evh {パッケージ名}
次にCentOS7で使えるMySQL Communityのyumリポジトリをダウンロードします。
# yum localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm
https://dev.mysql.com/get/
以降は、公式サイトMySQL Community Downloadsで対象のリポジトリを探し、()内の名前(語尾が.rpm)を指定すればOK。
その後、mysql-community-clientをインストール。
# yum install mysql-community-client
その他依存関連もインストールされたことを確認
インストール:
mysql-community-client.x86_64 0:8.0.25-1.el7
依存性関連をインストールしました:
mysql-community-client-plugins.x86_64 0:8.0.25-1.el7 mysql-community-common.x86_64 0:8.0.25-1.el7 mysql-community-libs.x86_64 0:8.0.25-1.el7
postfixインストール
# yum install postfix
インストールされているか確認する。
# yum list installed | grep postfix
postfixが表示されたらインストールが完了です。
#postfixの依存関係に注意
CentOS7は初期設定でMariaDBが入っていますが、MySQLを使うためにはMariaDBを削除する必要があります。
postfixはMariaDBに依存しているので、MariaDBを削除する際postfixも消えてしまっていました。
いろいろ調べて解決できましたが、依存関係には注意したいところです。