LINE WORKS の SSO では pem 形式の証明書が必要です

LINE WORKS を SP とした SSO を設定する場合、pem 形式の証明書が必要となります。
しかし、Microsoft Azure AD では pem 形式の証明書を発行することができないようです。

Microsoft Azure AD で証明書 (未加工) をダウンロードしたのち OpenSSL で pem 形式の証明書に変換する方法を解説します。

事前準備

既に Open SSL を利用できる環境の方は不要です。
cer 形式の証明書を pem 形式に変換するの手順にお進みください。

Visual C++ 再配布パッケージをダウンロード

OpenSSL を利用するには、先に「Visual C++ 2017再配布パッケージ」をインストールする必要があります。
インストールしておかないと、OpenSSL 実行時にエラーが発生します。
下記サイトからダウンロードできます。

ページ中央部の表から、32bit 版 Windows OS なら「X86」、64bit 版 Windows OS なら「X64」の Link をクリックしてダウンロードします。

Visual C++ 再配布パッケージをインストール

インストーラを実行します。

OpenSSL をダウンロード

下記サイトからダウンロードできます。

今回の変換作業だけであれば Light で大丈夫です。

openssl をインストールする

インストーラを実行してインストールします。

これで準備完了です。

cer 形式の証明書を pem 形式に変換する

OpenSSL を実行するため、コマンドプロンプトを起動します。

コマンドプロンプトを起動すると、通常はログインユーザーのフォルダが指定されています。

この状態から以下のコマンドを実行します。
"../../Program Files\OpenSSL-Win64\bin\openssl.exe" x509 -inform der -in "Desktop\LINE WORKS.cer" -out "Desktop\LINE WORKS.pem"

pem 形式の証明書ファイルが作成されます。

以上です。

最後に

以下のサイトの記事を参考にさせていただきました。感謝。