メインフレームである IBM Z。
この IBM Z の無料で利用できる学習環境として「IBM Z Xplore」がある。また、この環境を Visual Studio Code(VSCode) から利用することができる。
これから IBM Z Xplore を通し IBM Z マスターへの道を記載しようと思う。
1. まず IBM Z Xploreにアクセス
https://ibmzxplore.influitive.com/forum/ に初めてアクセスするとサインアップの画面が表示される。
2. サインアップ
以下の項目を記載し、「Sign Up」ボタンをクリック
・Email
・Name
・Password (パスワードは少なくとも12文字、アルファベット大文字・小文字・数字・記号を少なくとも3文字含む)
・確認用Password
その後、いくつか確認画面が表示されるが、画面にある青ボタンを押していけばO.K.
3. SNSとリンク(オプション)
自身のSNSアカウントを以下の方法で IBM Z Xplorer とリンクさせることができる。
3.1. 自身の名前部分をクリック
3.2. 表示される画面で「Edit your profile」をクリック
3.3. 連携したいSNSをクリック
4. 学習開始!
4.1. まずは「fUNDAMENTALS」をクリック
4.2. VSC1をクリック
4.3. 「VSC1 Challenge」をクリックしてシナリオが記載されたPDFをダウンロード。
5. VSC1シナリオ
ダウンロードしたPDFには操作内容が記載されているので、この通りの操作を実施していく。
概略:このシナリオでは VSCode に「IBM Z Open Editor」をインストール。その後、ユーザスペースにあるフォルダやファイルを操作していく。
5.1. 環境準備
5.1.1. node と VSCode インストール
インストラクションの指示どおり https://nodejs.org/en/ へアクセスし、インストーラーから NODE.JS をインストールする。
同様に、https://code.visualstudio.com/download へアクセスし、インストーラーから VSCode をインストールする。
5.1.2. VSCodeへ「IBM Z Open Editor」拡張機能をインストール
VSCode を立ち上げ左の縦に並んでいるアイコンから「機能拡張」ボタンをクリックし開かれたウィンドウで「ibm z open editor」を入力すると、「IBM Z Open Editor」を見つけられるので青枠の[インストール]をクリックする。
5.2. 演習シナリオ
VSCode の左サイドバーから「Z」マークのアイコンをクリックし、Zシステムを制御可能な Zowe エクスプローラを開く
5.2.1. DATA SETS で自身のプロファイル作成
左列の上段「DATA SETS」の右側にある[+]ボタンをクリック
「+Create a New Connection to z/OS」にカーソルを当ててリターン
その後、以下を入力
・新規コネクション名(ここでは、「zxplore」 とする)
・プロファイルタイプ(「zosmf」を選択)
・z/OSのURL(4.3でダウンロードしたPDFに記載されているz/OSのURL)
・ユーザーID・パスワード(4.3.で表示されたユーザIDとパスワード)
・認証されていない接続を拒否?(こちらは「False - ・・・」を選択、自己認証を受け入れる)
・あとはそのままリターンを繰り返す(証明書のパスやベースAPIへのパス、使用プロトコル等の確認)
そうすると、「DATA SETS」に「xplore」プロファイルが作成される
上記「zxplore」右の虫メガネマークをクリックし、検索欄に自分のIDを入力
検索中となりしばらく待つと以下のように「DATA SETS」欄にリストが表示される
次に、左中段にある「UNIX SYSTEM SERVICES (USS)」横にある[+]をクリック
表示される検索欄に「DATA SETS」で作成した名称が表示されるのでそれを選択(ここでは「zxplore」)
同様に、左下段にある「JOBS」横にある[+]をクリック
表示される検索欄に「DATA SETS」で作成した名称が表示されるのでそれを選択(ここでは「zxplore」)
5.2.3. プロファイルの詳細検索
「DATA SETS」の「zxplore」右の虫メガネマークをクリックし検索欄を表示させ、次は以下のように入力
検索中となり・・・
結果は以下のようになる
検索結果の中に「VSC.JCL」があるので、右クリックし表示されるメニューから「Submit Job」を選択
6.締め
VSC1挑戦画面( https://ibmzxplore.influitive.com/ )を見てみると、以下のように「Challenge Complete, check my JCL submission」
ボタンが表示されているので、こちらをクリックして完了!