#はじめに
この記事は、自分が「なるほどデザイン」という本を読んで大事なところのみをまとめた備忘録です。ホームページ作成時などの手助けになれば幸いです。
#デザインの基礎
まず、デザインには決まった正解というものがなく、時と場合によっていいデザインの基準が異なります。
その基準というのは「どんな人に」「何を」「なぜ」「いつ、どこで」伝えたいのか等によって決まります。
例えば、同じ料理本でも「料理初心者が、朝食の作り方を、迷わないために、長く使ってもらいたい」本と、「料理好きな人が、朝食のバリエーションを、楽しんでもらう、月に複数回発行される」雑誌とではデザインの正解は大きく異なります。
では、それぞれの場合でどのようなデザインが求められるのかを考えてみましょう。
1つ目の条件でのデザインは、初心者に興味を持ってもらうために
- できるだけシンプルに
- 文字を少なく
- 完成写真を大きく
- 癖のない書体
ということを意識することで手にとってもらいやすくなります。
2つ目の条件では料理が好きな人に興味を持ってもらうために
- 説明は必要最低限に
- にぎやかな印象で
- 写真のメリハリを大切に
- 工夫を凝らした書体
などを意識すると良いです。
このように、デザインを作る際にいきなり始めるのではなく、どういった趣旨で作るのかと言うのを考えてから作ることで、より質の高いデザインができます。
#デザイン作成の流れ
では、実際にデザインを作る際にどのような手順で作っていけばよいのでしょうか。ここでは、一つの例を示します。デザイン作成の大まかな流れは以下の通りです。
- 図解とラフ
- 方向性の確認
- 骨格の作成
- キャラを立たせる
- 足し算引き算
- 微調整
それぞれ解説していきます。
###図解とラフ
この段階ではどのようなデザインにするのか、どういったパーツがあるのかというのを確認して、紙などに大まかなデザインを書きます。細かく作る必要はありません。
めちゃくちゃ適当だけどまあ、こんな感じ笑
###方向性の確認
この段階ではデザインの表現と構造の方向性を決めます。
例えば、「かっちり」よりも「にぎやか」にすると決めたら、
- 写真に動きを出す
- 色を多めに使ってカラフルに
- 切り抜き写真を活用してにぎやかに
などといったことを書き出します。
実際にいくつかラフも作ってみて方向性を決定します。
###骨格を作る
この段階では写真やテキストを実際に配置します。
全体のバランスなどを見ながら調整していきます。
###キャラを立たせる
ここではそれぞれの写真、テキストに適切な個性をもたせるように書体や字間、行間や配置を変更します。
注意しなければならないのは、あれこれ追加しすぎないことです。一つ一つの要素の意味を考え個性をもたせることで十分印象は変わります。
###足し算引き算
ここまでくればあと少しです。
デザインを眺めてみてなくても困らないところを引き算して、狙った印象を与えられていないと感じれば色をつけたり図形を加えたりして足し算します。
ここでも、楽しくなって足しすぎないように気をつけてください。
###微調整
最後に、微調整です。デザインの意図がちゃんと伝わるか最終チェックしましょう。
#ヒント
最後に、デザインを作成する際のヒントをお伝えします。
デザインが思いつかず、作業が進まないとき、作るデザインのテーマに沿った言葉を思いつく限り書き出して見ましょう。思いついた言葉に合うような写真や色、雰囲気や感覚などを並べていき、眺めることでイメージが湧きやすくなり、デザインを作りやすくなるはずです。
以上!
参考にした本
この記事は自分がこの本を読んでためになった部分を抜き出しています。ほかにもこの本には様々なためになる知識が載っているため、デザイン初心者、中級者ともにおすすめできます。