少し前、AWS認定ソリューションアーキテクト・プロフェッショナルの試験を受けてきました。
幸運にも合格できたため、公開が許される範囲で顛末を残します。
受験を考えている方の参考になればと思います。
なぜ受けたのか?
元々AWSの知識を深めたいと考えていたのですが、ただ勉強するのも面白くないため、目標として利用しました。つまりは自分の尻を叩くためです。
受験費用がそれなりに高い試験ですから、「もし再試験になったら30,000円が飛ぶ……!」というスリルが味わえてちょっと楽しかったです。
かかった費用
自分の場合、本来の受験費用に加えて学習費用がおおむね30,000円程度かかりました。模擬試験受験料・書籍購入・学習サイト利用料です。
結構お金がかかります。
かかった時間
勉強期間は1か月と少しとりました。時間で言えば概算で合計120H前後だと思います。
が、学習はかなりギリギリでした。(本試の点数もギリギリでした)
もっと余裕を見たほうが良かったです。
尚、自分は元々予備知識がそれなりにありました。このため学習時間を短縮できた面があります。
- AWSを3年程度業務で利用
- AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト取得済
そうでなければもっと長い期間が必要だったはずです。
合格のためにやったこと
- 模擬試験を二度利用しました。
- 利用は実質MUSTと思います。これを利用せずに本番で一発合格できる人はそういないはず。
- 学習開始後しばらくして一回、本試験前に一回受けています。一度目は勉強の方向性が正しいか確かめるため、二度目は本番で受かりそうか計るためです。
- 公開されている合格体験記を片っ端から読んで参考にしました。
- 試験範囲が広いため、それなりに効率を考えないと終わる目途がつきません。この点、先人の知恵はとても参考になります。
-
公式の案内にある試験ガイドを何度も読んで検討しました。
- 書かれてあること全てが超大事です。あれは実質チェックリストと言っても過言ではありません。
- 学習のため主に次の資料やサービスを利用しました。
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク & サーバー構築 改訂版
- Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド
- Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版
- 合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
- Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法 一番大切な知識と技術が身につく
- AWS クラウドサービス活用資料集 | AWS
- ホワイトペーパー | AWS
- AWS アーキテクチャーセンター | AWS
- クラウド推奨構成とお見積り例 | AWS
- セルフペースラボ - AWS オンライントレーニング | AWS
- AWSクラウドデザインパターン
- AWS Certification Catalog
- そしてGoogle
Tips
- 試験の日程に注意が必要です。自分のときは平日にお休みを頂く必要がありました。意外と不自由感あります。
- 自分は東京住まいのため、試験会場は近場にありました。地方在住の方は会場の場所にも注意したほうがいいと思います。
- 時間配分に注意。とても時間に追われます。
- 自分はここを甘く見た結果、最初の模試でペース配分を誤ってしまい、最後のほうはほとんど問題を読まずに回答する羽目になりました。結果はもちろん不合格判定です。
- 体験談で時折語られる通り、英語資料にもあたったほうが良いです。辞書を引きながらでいいので頑張ります。
実際受けてみた感想
いささかお金がかかりましたが、それでも受けて良かったと思える良質の試験でした。
試験勉強を通し、普段の業務では使わないサービスや機能について学べただけでなく、クラウドの考え方そのものの理解を深めることにも繋がった実感があります。また、合格できたことで自信もつきました。
AWSの利用を主な業務にしている方は受けてみると面白いと思います。