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Worldcoin / World IDを自作アプリと統合する

Last updated at Posted at 2023-07-29

本記事では、World IDを用いた認証を自作アプリに組み込む方法について解説します。公式のガイドラインは下記にあります。

World IDの認証連携

World IDは、OpenID Connect(OIDC)に準拠した認証プロバイダであるため、OIDCをサポートする任意の認証ライブラリやフレームワークを使用してWorld IDと統合することが可能です。

使用できる典型的な互換の認証エンジンには、Auth0、AWS Cognito、CloudFlare Access、OneLoginなどがあります。ほとんどの言語とフレームワークには、これに対応するシンプルなオープンソースパッケージがあります。

本記事ではWorld ID認証をAuth0と連携させる方法について解説します。

前準備

まずは、Auth0のアカウントとテナントを作成します。
https://auth0.com/signup

次にWorldcoin Developer Portalのアカウントを作成します。
https://developer.worldcoin.org
サインインするためには、World Appをダウンロードし、電話番号の確認を完了する必要があります。

World IDの設定

Worldcoin Developer Portalに移動し、新しいアプリを作成します。
作成方法は下記に記載していますのでご参照ください。

アプリを作成し終えたら、Developer PortalのSign In設定セクションに移動し、Redirect URIにhttps://{domain}/login/callbackを追加します。{domain}はAuth0のテナントドメイン(dev-xxxxxx.auth0.com)です。
Client IDとClient Secretは後で使用するのでメモしておきます。Secretは更新したときにだけ表示されるので、一度resetする必要があります。これらの値はAuth0での接続設定時に使います。

接続の追加

上記リンクにアクセス後、Add Integrationを選択し、必要なアクセス要件を読んで、Continueを選択します。
Client ID, Client Secret, アプリケーションに必要な権限を入力し、Createします。

Screenshot 2023-07-30 at 1.58.48.jpg

Applicationsビューで、この接続を使用してログインするアプリケーションを選択します。
Screenshot 2023-07-30 at 8.47.31.jpg

認証テスト

Try Connectionを押すと、World ID認証用のQRコードが表示されます。World AppシミュレーターにQRを読み込ませ、認証します。Screenshot 2023-07-30 at 2.02.12.jpg

ファイル名

認証成功すると、下記のような画面が表示されるはずです。
Screenshot 2023-07-30 at 2.03.44.jpg

以上で設定は完了です。これで自作アプリの認証プロバイダをAuth0にすることで、World IDを用いた認証管理ができるようになります。

Auth0連携のサンプルアプリはこちらが参考になります。

その他

公式のサインインチュートリアルにあるNext.jsと連携させるNextAuth Templateがあるのですが、Developer Portalでredirect先URLを設定するところでエラーとなり、断念しました。プロトコルがhttpのリダイレクト先は設定できないのかもしれないです。サンプルもあまり更新されていないです。

Screenshot 2023-07-30 at 8.51.12.jpg

P.S.

関連記事を貼っておきます。

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