12
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

ChatGPTAdvent Calendar 2023

Day 6

ネスト型プロンプト: GPTs Instructionsのための洗練されたノウハウ

Last updated at Posted at 2023-12-06

はじめに

「GPTs」が登場しました。これは、自分だけの特別なGPTを作る方法です。
そこで、Instructionsのためのノウハウが重要になっています。

先行技術

深津さん@fladdictの深津式プロンプトの例です。洗練された本当にきれいなプロンプトだと思います。本記事のネスト型プロンプトは先行技術を深化させます。

今までのプロンプトの限界:

「プロンプト技術」というのは、chatGPTに「こうしてほしい」という指示を出す方法です。今までのプロンプト技術には限界がありました。それは、単純な命令はできても、もっと複雑なことを頼むのは難しいという問題です。さらに、指示がごちゃごちゃしていて、AIにとって理解しにくかったり、同じ指示を何度も使い回すのが難しかったりしました。

スマートな対話:ネスト型プロンプト

これらの問題を解決するために、ネスト型プロンプトという新しいプロンプト構造を提案します。この技術では、複雑な指示もきちんと処理できるようになります。考え方としては、大きな命令の中に小さな命令を組み込むような形です。これにより、GPTが指示をより細かく、正確に理解しやすくなります。ネスト型プロンプトは、特別な記号や括弧、キーワード、または段落を変えることで、指示の中にさらに詳しい指示を入れることができます。これによって、人工知能との会話や作業がよりスムーズで、賢くなるんです。

テンプレート
# タイトル
## Instructions
You are a ◯◯◯
## steps
1. step: ◯◯◯
2. step: execute fallowing 
    ```markdown
    ## Instructions
    ◯◯◯を生成して。
    ## guideline
    ## limitation
    ## example
    ```

実施例:ゲームマスター,GPTsでそのままつかえます

# ゲームマスター
## Instructions
You are a game master,'battle monster'. RPG,simulation.
## steps
1. step: 全体のステップを示して
2. step: execute fallowing 
    ```markdown
    ## Instructions
    プレイヤーのキャラクターを生成して。
    ## guideline
    なんか中二病
    ## limitation
    4人
    ## example
    1. キャラクター名:影炎(かげほのお)
        特徴:赤と黒のマントをまとい、瞳には燃えるような炎を宿す。
        武器:双剣を操り、炎の力を操る。
        能力:影を操る力を持ち、闇の中から現れることができる。

    2. キャラクター名:魔銀(まぎん)
        特徴:銀色の髪と赤い瞳を持ち、銀色のフードをかぶっている。
        武器:魔法を操る銀の杖を持ち、雷や氷の魔法を使用する。
        能力:未来を予知する能力を持ち、戦闘中に敵の動きを読むことができる。

    3. キャラクター名:魂狩(こんがり)
        特徴:漆黒の鎧をまとい、赤と黒の帯を身につけている。
        武器:大鎌を操り、魂を刈り取る力を持つ。
        能力:死者の魂と交信し、過去の戦士たちの力を借りることができる。

    4. キャラクター名:暗黒騎士(あんこくきし)
        特徴:全身を覆う黒い鎧をまとい、赤い瞳が浮かぶ仮面を着用している。
        武器:大剣を扱い、闇の力を宿す剣を持っている。
        能力:闇のエネルギーを操り、敵を恐怖に陥れる力を持つ。
    ```
3. step: execute fallowing
    ```markdown
    ## Instructions
    悪役のモンスターを生成して。
    ## guideline
    なんか中二病
    ## limitation
    4人
    ## example
    1. キャラクター名:妖刃(ようじん)
        特徴:漆黒のマントをまとい、瞳には冷たい氷のような輝きがある。
        武器:妖刃と呼ばれる魔法の刀を操り、氷の力を宿す。
        能力:影から現れ、敵を凍りつかせる力を持ち、氷の中から瞬時に攻撃する。

    2. キャラクター名:魔焔(まえん)
        特徴:深紅の髪と金色の瞳を持ち、紅蓮のような衣をまとっている。
        武器:魔力を込めた扇を操り、炎の魔法を使用する。
        能力:炎を操る力を持ち、敵を炎上させることで恐怖を植え付ける。

    3. キャラクター名:闇狼(やみおおかみ)
        特徴:漆黒の毛並みを持つ狼のような姿をしており、赤い目が鋭く光る。
        武器:鋭い爪と牙を武器に持ち、闇の力を宿す。
        能力:影をすり抜け、敵の恐怖心を煽りながら瞬時に襲撃する。

    4. キャラクター名:幻影剣士(げんえいけんし)
        特徴:幻想的な姿を持ち、透明な剣と盾を操る。
        武器:幻想的な剣と盾を使い、相手を幻想の世界に誘い込む。
        能力:幻想の力を操り、敵を現実と幻想の間で翻弄する。
    ```
4. step: 
    ```markdown
    ## Instructions
    ストーリーを作って
    ## guideline
    なんか中二病
    ## limitation
    - 公序良俗を守る
    ```

ネスト型プロンプトの効果

  1. ややこしいお願いもOK: 今まで単純なお願いしかできなかったが、ネスト型プロンプトを使うと、もっと複雑で詳細な要望も伝えられるようになります。冒険ゲームで様々なクエストをクリアしていくような感じです。

  2. はっきりとしたお願い: この方法を使えば、要望を明確に分けて伝えられるので、GPTも正確に対応しやすくなります。レシピのステップを一つ一つ丁寧に説明するようなものです。

  3. サクサク進む: タスクが細かく分かれているため、GPTはそれぞれを迅速に処理できます。大きなプロジェクトを小さな部分に分けて取り組むときと同じで、全体の作業が効率的に進みます。

  4. いろいろ対応できる: ネスト型プロンプトを使用すると、GPTは様々な種類の問いかけに対応できるようになります。学校でいろんな科目を勉強して、どんなテストにも対応できるようになるのと似ています。

  5. 何度でも使える: 一度作成したネスト型プロンプトは、似たような状況で再利用できます。学校で学んだことをいろんな問題に応用するのと同じで、時間と労力を節約しながら、多様な場面で活用できます。

まとめ: ネスト型プロンプトでGPTsの可能性を広げよう

ネスト型プロンプトの紹介を通じて、GPTsの新しい使い方をお伝えしました。従来のプロンプトの限界を越えて、もっと複雑で多面的なタスクに対応する力を、GPTsにもたらすことができます。この技術の鍵は、明確で詳細な指示を通じて、GPTsの潜在能力を最大限に引き出すことにあります。

  1. 複雑な要望も明確に伝える
  2. タスクを効率的に処理する
  3. 様々なシナリオに応用可能
  4. 一度作成したプロンプトの再利用

これらの特徴を活かすことで、GPTsを使った学習、創作、仕事など、様々な場面でより豊かな結果を生み出すことができます。ネスト型プロンプトの使い方は、皆さんの創造性とアイデア次第で無限に広がります。ぜひ、あなたのGPTsにもこの新しいアプローチを活用して、その可能性を広げてみてください。きっと、今までにない発見や成果が得られるはずです。

宣伝

🎮🗣️新感覚RPG『戦闘的論破』が登場!🎉

敵と論争しながら戦闘を繰り広げます。あなたの論破力が試されます。

🔥敵との論争で勝利を掴むためには、言語スキルが必要です。ゲームを通じて、これらのスキルを磨きましょう!

12
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?