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FlutterとChatGPTで作る!競馬収支管理アプリの開発記録

Last updated at Posted at 2024-11-28

今回は、ChatGPTを活用してFlutterでiOSアプリを開発しましたので開発の過程をご紹介します。お題は「競馬の収支管理アプリ」

お題:競馬の収支管理アプリ

競馬の収支を簡単に管理できるアプリを作成することにしました。競馬を楽しむためには、収支の管理が欠かせません。そこで、自分の好きな競馬を題材にしたアプリ開発に挑戦しました。

選定理由

以下の理由から、このお題を選びました:

  • 個人的な興味:自分が興味を持つ題材の方が開発が楽しく、継続しやすいと感じたため。
  • 機能の完結性:アプリ単体で完結する機能を持つことで、開発がシンプルになり、リリース時のハードルを下げられると考えたため。
  • プライバシーの確保:外部と通信したり位置情報を取得する機能を避けることで、プライバシーポリシーの準備や審査の難易度を下げることができるため。

開発の進め方

1. アイデアの具体化

まずは、ChatGPTに開発したいアプリの概要と必要な機能、開発環境を相談しました。具体的には以下の通りです:

  • お題:競馬の収支管理アプリ
  • 機能
    • 収支の入力
    • 収支の管理
    • 目標設定機能
    • 分析画面
  • 開発環境
    • MacBook (M2)
    • VSCode
    • Flutter

2. ChatGPTの活用

ChatGPTの有料版(ChatGPT-o1)を利用することで、段階的な指示と高精度な回答を得ることができました。具体的には、提案されたコードを実装し、シミュレーターで動作確認を行いました。修正が必要な箇所があれば、再度ChatGPTに相談し、コードの修正と確認を繰り返しました。

3. ソースコードの管理

開発が進むにつれてソースコードが増加し、回答の精度が低下することがありました。その際には、以前の記事で紹介したCodeSpoonfeederを活用し、プロジェクト全体を再認識させることで、精度を維持しました。

また、ChatGPT-o1の回答には最新情報が反映されていない場合があるため、エラーが発生した際にはChatGPT-4oのWeb検索機能を使って最新の情報を取得し、ChatGPT-o1にフィードバックすることで問題を解決しました。

iOSアプリのリリース

1. Apple Developerへの登録

App Storeでアプリをリリースするためには、Apple Developerに登録する必要があります。登録には年会費(99米ドル)がかかります。

2. サポートとプライバシーポリシーの準備

リリース時には、サポート問い合わせ先とプライバシーポリシーのページリンクが求められます。個人開発の場合、これらの準備がめんどくさく感じることもありますが、以下の方法で簡単に対応しました:

  • サポートURL:X(旧Twitter)に専用アカウントを作成し、そのURLを問い合わせ先として設定

  • プライバシーポリシーURL:Googleドキュメントでプライバシーポリシーを作成し、全員閲覧可能なリンクを設定

結果的にどちらとも問題なく審査を通過しました。

3. メールアドレスの管理

個人開発で複数のWebサービスを運営する際、新しいメールアカウントを取得するのは手間ですが、Gmailのエイリアス機能を活用することで効率化しました。例えば、qiita@gmail.comに対して、qiita+webservice@gmail.comのようにエイリアスを設定すると、同じメールボックスにメールが届きます。長期間運用するサービスには、個別のメールアドレスを取得することを検討しています。

4. App Store審査の通過

リリース時に2回のリジェクトを経験しました。

  1. 1回目のリジェクト

    • 原因:iPad用のスクリーンショットにiPhone用のスクリーンショットを引き延ばして使用していたため。
    • 対応:iPad用の正しいスクリーンショットを用意し、再提出。
      3beefba2f0462692c964d7b3e75c8ac7a822a33d.PNG
  2. 2回目のリジェクト

    • 原因:デバッグ用の文字が右上に表示されたままのスクリーンショットを提出していたため。
    • 対応:デバッグ表示を消去し、テスト中の画面を正しい状態に修正して再提出。
      d39a9f630acdf9b10899b46ee8ab07012718dfad.png

最終的に、これらの修正を経て無事に審査を通過し、App Storeにリリースすることができました。

まとめ

競馬好きの方はもちろん、収支管理アプリをお探しの方はぜひ「競馬トラッカー」をダウンロードしてご利用ください。FlutterとChatGPTを活用することで、効率的かつ楽しくアプリ開発を進めることができました。これからも新しいプロジェクトに挑戦していきますので、応援よろしくお願いします!


アプリはこちらからダウンロードできます
競馬トラッカー - App Store

さいごに

この記事が、FlutterやChatGPTを活用してiOSアプリを開発したいと考えている方の参考になれば幸いです。質問やフィードバックがありましたら、ぜひコメントでお知らせください!

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