##概要
AWS版のキャッシュサーバーでユーザーはEC2に直接データを取得しに行かなくても、仲介するCloudFrontにEC2などからコピーされたデータを取りに行くため、Webページの表示が早くなる。(静的及び動的な Web コンテンツの配信を高速化するサービス。)
EC2やS3といったサービスはデータを渡す処理が減り、負荷の軽減になるといったメリットがある。
サービス開始後、データの配信元を指定すると世界中のエッジロケーションにデータがコピーされる。
###基本動作
①オリジンサーバーにオブジェクト格納
②クライアントからの初回アクセス時に、最も地理的に近いエッジサーバーのキャッシュを参照しにいき、キャッシュがなければ、オリジンサーバーから該当コンテンツを取得してキャッシュする流れです
※CDN・・・コンテンツデリバリーネットワークという意味
※AWS WAF・・・ウェブアプリケーションファイアーウォール(サイバー攻撃からシステムを守る仕組み)
##用語
Viewer・・・アクセスしてくる人
Origin・・・コンテンツの配信元(EC2,S3,ELBなど設定できる)
※TTL・・・Originに最新のデータがあるか何秒置きに確認しますかという秒数の設定
##設計ポイント
レポート機能が備わっており、設定後に少しずつ調節していく運用がおすすめ
・CloudFrontを利用する上で、配信先が多数ある場合の利用料金の削減に有効な方法
→エッジロケーションにあるファイル圧縮機能を使用する
オリジンからファイルを取得するときに、CloudFrontは各エッジロケーションでファイルを圧縮します。コンテンツを圧縮するように CloudFront を設定すると、既にエッジロケーションにあるファイルは圧縮しません。
CloudFrontのデータ転送コストは供給されたデータの総量に基づきます。
##参考
この記事はAWS初学者を導く体系的な動画学習サービス
「AWS CloudTech」の課題カリキュラムで作成しました。
https://aws-cloud-tech.com