はじめに
LinuCレベル1を取得しましたので、自分の勉強方法などを書き残します。
筆者について
・未経験でIT業界へ転職
・2023年4月からインフラ保守業務を担当中(主にLinux環境)
・2023年6月に基本情報技術者試験合格
試験概要
クラウド環境やオンプレミス環境における「Linuxシステムの構築・運用・管理の専門家」を認定する認定試験(LPI-Japan公式サイトより)
LinuCレベル1は101試験と102試験の2部構成になっており、両方に合格することでレベル1認定となります。以下に簡単な試験情報を記載しますが、詳細はLPI-Japan公式サイトをご確認ください。
◆試験情報(101試験,102試験共通)
試験形式:CBT
出題数:60問
試験時間:90分 ※うち5分は試験後のアンケート記入時間のため、実質85分
受験料:1試験あたり16,500円(税込)
選択式だけでなく記述式の問題も含まれます。記述式の出題数はランダムですが、10問前後と言われています(私の受験時も同様でした)。
合格ボーダーは非公開ですが、得点率6〜7割との情報が多いようです。
なお、合否は受験後その場で画面に表示されます。
勉強方法・期間
テキストとWEB問題集を活用し、7月末に101試験を、9月中旬に102試験を受験しました。
勉強に当てた期間はどちらも1か月でした。
前半2週間でテキストを1周しながらWEB問題集に手をつけ始め、後半2週間はひたすらWEB問題集を解いていました。
勉強時間は平日1~2時間、休日2~4時間程度でした。平日は通勤時間などのスキマ時間を活用していました。
利用したコンテンツの詳細を以下に記述します。
①Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
俗にいう「あずき本」です。LinuC受験対策において最もメジャーなテキストのようです。他を見ていないので比較が出来ませんが、特にこだわりがなければテキストはこれ1冊で充分かと思います。
テキスト内の演習問題は全問正解するまで解くことを強くお勧めします。記述問題もありますので、後述するWEB問題集よりも本番試験に近いと思います。
また、巻頭の「試験直前チェックシート」もとても有用でした。受験2日前に確認し、理解が怪しいところの洗い出しに使いました。
②Ping-t 最強WEB問題集
IT試験学習サイトPing-tのコンテンツです。名前の通り、最強のWEB問題集です。受験者の強い味方。
101試験分野はアカウントの登録をすれば完全無料で利用できます。
102試験分野は有料のプレミアムコンテンツです。1ヶ月2400円ほどで、Ping-tの全ての有料コンテンツが利用できます。(価格などは変動する可能性がありますので、正確な情報はPing-t公式サイトをご確認ください)
間違えた問題は「ミス」、正解した問題は「ヒット」、2回連続で正解した問題は「コンボ」として記録されるようになっています。
「ミス」を無くして「コンボ」を目指すのが、正攻法の使い方となります。
受験直前の自分のステータスは以下の通りでした。
101試験
ミス8 ヒット369 コンボ293 未出題1
102試験
ミス20 ヒット83 コンボ425 未出題0
101試験はこちらの問題集でかなり網羅できると思います。
102試験はPing-tには出てこなかった問題もそこそこ出題されたと感じましたので、テキストの内容理解をより重視した方が安心かもしれません。
またPing-tには「コマ問」という記述特化の問題も用意されています。私はほぼ使っていませんが(少し触ってこれは自信を無くしそうだ、と思いやめました)、WEB問題集では不十分だと感じる方はこちらを利用するのも良いと思います。
おわりに
LinuCレベル1の受験を考えている方の、少しでもお役に立てれば幸いです。