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テックキャンプを卒業した感想【未経験からエンジニア転職】

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はじめに

初めまして。Qiita初投稿です。
私は2021年4月にテックキャンプへ入学し、同年7月に未経験から都内自社開発会社へ内定を頂き未経験からエンジニア転職を実現することができました。
結論から申し上げると、私はテックキャンプへ入学して良かったな、と心から思っています。
(巷ではテックキャンプはおろか、プログラミングスクール自体賛否両論が激しくあるんですね。私は転職活動をし始めたぐらいから知りましたが・・・。)
本記事では未経験からのエンジニア転職・テックキャンプへ入学を決めた理由、転職活動に至るまで自身の経験をカジュアルめに執筆します。

プロフィール

・27歳
・私大文系卒(プログラミング未経験)
・2017年4月に新卒で就職(営業職)、2021年4月に退職

エンジニア転職を目指したきっかけは主に2つです。

①システム開発してみたい
→前職は業界内では大手の会社であったにも関わらず、社内文化はシステム含め非常にアナログでした。
自分がチームのリーダーになったタイミングで、どうしたらこのアナログなシステムを効率的に運用できるかを考え、探り探りで使用していったところ、業務の効率化や残業削減へみるうちに直結しました。
ITってすごいな!システムを作る人ってすごいな!自分も開発してみたい!と思ったのが最初のきっかけです。

②将来は気の置けない仲間とビジネスをしたい
→私の周りはちょっと変わった面白いやつばかりで、「将来一緒にビジネスやろう!」と本気で目指し、声をかけてくれる仲間が常にいる環境でした。何度か事業化を考えたこともありましたが、どの事業をはじめるにもアプリケーションやシステムを作れるエンジニアがいないと難しい、という結果にいきついてしまう事が多かったんです。
今年の2月にも同じ理由で諦めてしまう事業もあり「あ〜〜〜それでも俺はこいつらと面白いビジネスがしたいんじゃ〜」感じていた思いがある時「あ、俺がエンジニアなればいいのか」と突然行き着きました。もともと転職自体は考えていたということもありましたが、ノリと勢いで前職を退職しました(もちろん色々葛藤もありましたが)

テックキャンプを選んだ理由

私は最短でエンジニア転職を実現させたかった為、独学という選択肢ははじめからありませんでした。プログラミングスクールは数社検討しましたが、最終的にテックキャンプに決めたのは以下の理由が大きかったです。

・通学orオンラインを選べる
→コロナ渦下でオンライン完結のスクールも多かった中、テックキャンプは通学も可能でした。
本気で勉強するのは社会人になってからは初めてだったのもあり、なるべく挫折しない環境を作りたかった私は通学スクールに絞っていました。

・短期で完結できる
→私としての優先順位は
納得のいくエンジニア転職>>>>>最短での転職>>>>>>>>>>>>>>>スクールの価格

でした。どのスクールも4ヶ月以上〜が多い中、テックキャンプは3ヶ月でカリキュラムが終えられる=最短で転職可能 どこよりも短期で実現可能性がある点で、テックキャンプは魅力的でした。

転職活動 <実績>

実際の学習やカリキュラムの内容、およびテックキャンプの制度などは既に多くの方々が執筆されているので割愛し、転職活動の実績から共有します。

【転職活動期間】  1ヶ月
【応募社数】    95社
【書類選考通過社数】21社
【内定獲得社数】  1社

書類通過の3割はテックキャンプ経由、残りは自己応募(Green、Wantedly)でした。

・自社開発
・サービスがローンチ前or直後のフェーズである
→将来は自身でサービスを作りたかった為、プログラミング技術以外の上流工程にも携われる可能性の高い自社開発企業を志望してました。営業やマーケティング職など、技術職以外の職種の方々とも協働できるような環境を志望していたので、そこも自社開発企業の魅力でした。加えてサービスが比較的新しいもので、入社後開発初期段階からリリース〜グロースまで一貫して携われる企業を優先度高めに探していました。

・BtoBサービス
→自身がエンジニアに興味を持ったきっかけが自社内でシステムを扱ったことだったので、BtoCよりは会社や組織に影響を与えるようなサービスに興味がありました。

・従業員50人以上
→前職が大手企業であったのもあり、いきなりガチガチのベンチャー企業に行く勇気が自分にはありませんでした。
ベンチャーのほうが成長できる!というのはどの業界にもいえることであり、間違いないことだとは思います。しかし、自分はそこそこ前職で社会人歴も積んでしまったのもあるので、あまりにも前職とかけ離れた環境に飛び込むのは今回の転職では避けました。

上記を今回の転職で求める優先順位の高いものとし、
あとは副業可だったり、私服通勤可だったり、付随的にあったらいいな、という部分で応募企業に志望順位をつけていました。

工夫したこと <書類選考>

履歴書・職務経歴書・オリジナルアプリのReadMeはかなり時間をかけました。
そもそも未経験を求めている、且つコロナ渦下で未経験を教育する体力のある企業が現状少ないこと、
またテックキャンプだけでも多くの受講生を抱えているのに、さらには他のスクール卒生や独学で勉強している方全員がライバルである、ということを考えると未経験エンジニア市場は現状とんでもなくレッドオーシャンです。

突出した何かがないと書類すら通らないと思いました。
正直私は技術力に関してはテックキャンプのカリキュラムをこなす+オリジナルアプリ作成(完成度低め)しかできなかった為、他のライバルとは互角に戦えないと思いました。
その為、書類の完成度を高め、技術力以外でも自身が企業に貢献できることをなるべくアピールしました。

・履歴書
→理系大学出身でも、技術職経験もない空っぽの履歴書です。
ただ、大学時代に留学やインターンシップを経験していたので書ける経験は全て盛り込みました。

・職務経歴書
→日数でいったら1週間くらい作成に費やしたと思います。。そのくらいここが他の応募者との差別化であると考え、時間をかけて作成しました。
自己PRや前職での経験は具体的なエピソードベースで記載すること、必ず数値や%を盛り込み、質的ではなく量を事細かに記述すること、前職や業界のことが全く分からない他者も理解できるように完結に分かりやすく記載しました。

・オリジナルアプリReadMe
→私たち未経験エンジニアはアプリの内容に時間を割く方は多いですが、GitHubのReadmeが雑な方が多いなという印象でした。ただ、毎日何十・何百も応募者を捌いている企業担当者がわざわざ一人一人のアプリを書類の段階からみにいくのだろうか、と思いました。
しっかり見る採用担当者でReadmeぐらいじゃないか?ならばここは差別化できるかもしれない、とことんこだわる事にしました。
手順としては、まずはパワーポイントで自身のアプリのプレゼンテーションを作成し、どのようなアプリなのか、ペルソナのイメージ、どんな課題が解決できるか、他社の既存アプリとの差別化は何か、等々企業に実際にプレゼンテーションするようなイメージで資料を作成しました。その内容をReadMeに落とし込みました。

以上3点で大変お世話になったのがテックキャンプのCAです。
書類にとにかくこだわりたい!という自分にとことんつきあっていただき、何度もアドバイスを頂き二人三脚で100%納得のいくカタチまで仕上げていただきました。

工夫したこと <面接>

月並みですが、とにかく自信を持って話すことが大事だと思います。
その為には企業研究を怠らない事です。HPや求人票を見るだけでは企業研究とはいえないと自分では思っていて、その企業の競合他社を調べる為、具体的な企業名やサービスまで徹底的に研究し尽くしました。どの企業にも似たようなサービスをリリースしている競合他社がいるはずなので、面接を受ける企業は他社とどこが違って良いのか、また改善できるとしたらどこか、等々実際に企業で働くことをイメージし調べ上げました。その上で自分が入社したら実現したいことや、自分ならではのアイディアなどを面接官に自分の言葉で伝えました。
内定を頂いた企業に関しては、社長が執筆している本を購入し面接まで全て読み切りました。

テックキャンプの良かった点

①挫折しない環境
→カリキュラム内の学習範囲から環境構築まで、全てメンターに聞き放題です。
今となってはある程度読めるようになりましたが、最初はコードが暗号にしか見えず、メンターに聞くことなしではカリキュラムを読んだだけでは全く理解できませんでした。
また、自宅学習だとどうしても集中力が続かなかったので教室が利用できるのも大変有難かったです。教室はめちゃくちゃ綺麗で、行くだけでやる気スイッチ入ります。

②同期の存在
→テックキャンプ同期の存在には助けられました。学習に行き詰まった時に相談できたり、互いに競いあったり、どうしてもやる気が出ない日も同期が頑張ってる姿をみて鼓舞されたり。特に転職活動時は一層孤独との戦いの部分が大きかったので、定期的な同期との情報交換や交流があったため転職活動もメンタル的に健やかに進める事ができました。

③キャリアアドバイザー
→自分の転職活動の軸を決める際、担当キャリアアドバイザーには大変お世話になりました。
転職活動初期は、とりあえずエンジニアになりたいとしか考えていなかったのですが、「どんなエンジニアになりたいか」から「最終的にエンジニアとして何を達成したいか」を深く深堀ってくださり、軸を明確にする事ができました。特に自分のCAは自分が希望していたHRTechの会社で元々人事を担当していた方ということもあり、アドバイスがいつも的確でした。

テックキャンプの良くなかった点(改善を求める点)

①ライフコーチの必要性
→学習期間はそれぞれに専任のライフコーチがおり、受講生の日々の学習や人生の相談に至るまで何でも相談に乗ってくれます。自身のライフコーチは常にロジカルに様々な相談に乗っていただき当時は大変助けられました。
しかし、学習が終わりいざ転職活動に入るとライフコーチとはお別れとなります。
転職活動の時こそライフコーチが必要なのでは?と転職活動を終えた今思います。自身の人生を大きく左右する転職活動時こそ、3ヶ月面倒をみていただいたライフコーチから直接アドバイスを頂きたかった、相談をしたかった、というのが本音です。今まで面倒をみてくださった分、急に相談相手がいなくなってしまうのがギャップとなり、逆にきつかったです。
(幸いにも私は同期に恵まれ、定期的にオンラインで集まって話す機会を設けていたため、心身的に最後まで健やかに転職活動を乗り切れました。同期の方々には本当に感謝です!)

②チーム開発が無い
→面接時にもチーム開発の有無は聞かれることが多かったです。簡単な形式でもいいのでカリキュラムのどこかで経験しておけば面接の時に堂々と答えられたなと思います。

まとめ

個人的には自身が志望していた会社から内定を頂けたので、テックキャンプに通って良かったと心から思います。ただテックキャンプ問わずどのスクールにもいえることですが、スクールに入ったからプログラミングができるようになる訳でも、転職が成功する訳ではないとは思いました。

学習量ももちろん大事ですが、最終的にはエンジニアになりたい意欲だったり、どんなエンジニアになりたいか、将来の働き方・自分自身をどれだけ具体的にイメージできるかが最終的な結果に直結すると思います。これは実際に就職してからも通じるものだと思うので、私自身常にポジティブな将来像をイメージし続け、これからエンジニアライフを楽しみたいと思います。

テックキャンプはライフコーチ、メンター、キャリアアドバイザー、そして共に学習する同期と様々な方々と交流ができる点から、自身の将来の軸を見つけられる可能性が高いスクールだと思います。本気でエンジニアになりたい人にはもちろん、現時点ではそうでない人にも、どちらにもおすすめできます。
ガチガチにエンジニアになる意志を高めてから入学する必要は個人的には無いと思いますので、お金と時間に余裕のある方でエンジニアに興味のある方であれば、ぜひ受講してみてほしいなと思います。

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