MuleSoft で開発する際に必須の統合開発環境(IDE)である Anypoint Studio のうち、特定のバージョンをダウンロードする方法をご紹介します。
自己紹介
Salesforce の開発者歴が 10 年ほどですが、MuleSoft は勉強中です。よって、今回の投稿内容は小ネタどころが極小ネタであることをご了承ください。
Salesforce の前は、新入社員の頃からずっと Java の開発をしていたので、Salesforce の開発言語である Apex コードや Visualforce ページは違和感なく入ることができました。また、Anypoint Studio のベースは Eclipse ですし、Connector は Java で開発できるようなので、これからの勉強も楽しみです。
最新の Anypoint Studio のダウンロード方法
説明するほどのことはなく、MuleSoft のサイトから OS ごとの最新版をダウンロードすることができます。
上記画像の左部分で、お使いの OS を選択し、ライセンス契約の同意などにチェックし、ダウンロードボタンを押下すれば、自動的にダウンロードが開始されます。
この記事の執筆時点では、「AnypointStudio-for-win-64bit-7.4.1-201911261732.zip」がダウンロードできるので、解凍したら開発を開始できます。
(Java 8 の実行環境をインストールしておく必要があります。)
私に起こった出来事
しかし、私の場合はここで問題が、、、。
私が会社で使っている PC 、、、64bit ちゃう、、、32bit や、、、。
そう、MuleSoft のサイトから Windows を選択してダウンロードできるのは 64bit 版です。私も実行して、以下のエラーが出るまで気づきませんでした。
ファイルサイズが 1.5GB ほどあるからダウンロードも解凍も時間がかかったのになーと思いつつも自分の不手際なので 32bit 版をダウンロードしなおそうと MuleSoft のサイトに戻ります。しかし、ダウンロードのサイトを見ても、MuleSoft のサイト内検索をしても、Google 先生に聞いても 32bit 版のダウンロード方法が見つかりません。
特定の Anypoint Studio のダウンロード方法
そうこうしているうちに、MuleSoft の掲示板などの情報を総合すると、以下の法則であることがわかりました。
https://mule-studio.s3.amazonaws.com/「バージョン番号」-「リリース種別」/AnypointStudio-for-「OS名」-「32bitか64bitか」-「バージョン番号」-「ビルドID」.zip
バージョン番号やビルド ID は、リリースノートを見ることで調べることができます。OS 名は、「win」もしくは「linux」もしくは「macosx」です。リリース種別(仮)は、「EA」(Early Access)なのか、「RC」(Release Candidate)なのか、「GA」(General Availability)なのか、「U1」(Update 1)なのかを示しているようです。
なので、Windows 32bit 向けのバージョン 7.3.4 は、以下の URL になります。
https://mule-studio.s3.amazonaws.com/7.3.4-U4/AnypointStudio-for-win-32bit-7.3.4-201905081644.zip
ところがどっこい
この記事の執筆時点ではバージョン 7.4.1 が最新なのですが、32bit 版の URL でアクセスしてもダウンロードできませんでした。ダウンロードする方法をご存知の方、教えてください(涙)
最後に
今回ご紹介した方法は、MuleSoft が公式に案内しているものではありません。自己責任で行ってください。(そもそも最新版以外や 32bit 版を使う機会はほとんどないとは思いますが、念のための注意書きです。)