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SSHを楽にする!

Last updated at Posted at 2025-03-28

記事概要

SSHの実施方法はいくつかありますが、少しでも楽をしたい、という思いで
ちょっとずつ改善を重ねたので、その内容を共有します。

SSH(Secure Shell)とは、ネットワーク経由で他のコンピューターや機器を
遠隔操作するためのプロトコルです。

前提

●公開鍵認証でのSSHを想定
●鍵は事前に作成し、以下準備しておく
 ・公開鍵の中身をサーバ側のauthorized_keysに記載
 ・秘密鍵をクライアント側で保持
 ※サーバ利用サービスによっては勝手が違うかもしれないのでご了承ください。。
●SSHに必要な情報は以下表のとおり

SSHに必要な情報 当記事での設定(適当です。あくまでイメージアップのため)
接続先ホスト名 www.test.com
接続先ポート番号 22
ユーザ名 test_user
秘密鍵のパスワード 秘密鍵生成時に設定したパスワード
秘密鍵のパス ~/.ssh/test.pem

ステップ1:Tera Term(SSHクライアントソフト)でのSSH

まずはTera Termを使ってのSSHを習得しました。
GUIベースで入力できるのでわかりやすいですが、
各項目を毎回入力するのがだんだん面倒になってきました。。

<入力イメージ>





ステップ2:CLIからのSSHコマンド(コマンド内でパラメータ指定)

次にCLI(コマンドライン)でのSSHを習得しました。
事前にコマンド内容を控えておけば、コピペ+Enterで接続可能です。
ただしコピペが少し面倒。。

SSH接続コマンド(Linux)
ssh -i 秘密鍵のパス -p ポート番号 ユーザ名@接続先ホスト名
※秘密鍵にパスワード設定している場合、当コマンド入力後にパスワード入力が必要
SSH接続コマンド例(Linux)
ssh -i ~/.ssh/test.pem -p 22 test_user@www.test.com

ステップ3:CLIからのSSHコマンド(config内でパラメータ指定)

configファイルに必要なパラメータを定義しておけば
「ssh ホスト名のエイリアス」のコマンド入力で簡単に接続できるように!

configファイルは「.ssh/」の配下に配置します。

<configファイルの設定>

configファイル
# SSH接続先のホスト名のエイリアス(短縮名)
Host test
  # 接続先サーバのホスト名 or パブリックIP
  HostName www.test.com
  # sshポート番号(省略可:省略したら22)
  Port 22
  # ログインするユーザ名
  User test_user
  # ローカル端末に保存した秘密鍵のパス指定
  IdentityFile ~/.ssh/test.pem
SSH接続コマンド例(Linux)
ssh test
※秘密鍵にパスワード設定している場合、当コマンド入力後にパスワード入力が必要

応用編:踏み台サーバ経由でのSSH

あるサーバに踏み台サーバを経由して接続したい場合も、
config設定しておけば簡単なコマンド入力で接続可能です。

configファイル
# 「www.test.com」経由で「www.test2.com」に接続(秘密鍵は同じである前提)
Host test2
  HostName www.test2.com
  Port 22
  User test2_user
  # 踏み台サーバ(www.test.com:短縮名はtest)を経由してログイン
  # ※「-W %h:%p」は最終目的地(%hはtest2のホスト名、%pはtest2のポート番号を指す)
  ProxyCommand ssh test -W %h:%p
  # ローカル端末に保存した秘密鍵のパス指定(testと同じ秘密鍵を利用)
  IdentityFile ~/.ssh/test.pem
SSH接続コマンド例(Linux)
ssh test2
※秘密鍵にパスワード設定している場合、当コマンド入力後にパスワード入力が必要
 (testへの接続とtest2への接続のため、パスワード入力も2回必要)

<参考サイト>

最後に

最初はSSHするのに毎回30秒くらいかかっていたのが、
今は5~10秒(ターミナル起動+sshコマンド入力)に短縮されました。
仕事柄、SSHする機会が多いので、だいぶ楽になったと実感しています。

読んでいただいた方のご参考になれば幸いです。

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