CSS を編集することで、 Writebox を縦書きエディタにしてみました:

Writebox は Dropbox と同期してテキスト編集ができる web アプリです。頻繁にファイル移動をしないなら、快適に使用できると思います。
背景
最近のブラウザは、 writing-mode: vertical-rl
で 縦書き編集 ができます。そこで、 CSS を追加して、 Writebox を縦書きエディタにしてみました。
ただし、縦書き対応にはブラウザごとに差があり、 textarea
を使っている Writebox に関しては、 Firefox 限定となります。
Chrome でも
contenteditable
なら縦書き編集が可能です。
方法
どちらかの拡張を入れます:
Writebox を開き、次のテーマ (書きました) を入れます:
すると、冒頭のような画面になります。
段組みはできませんでした。
Greasemonkey などから spellcheck="false"
を設定すれば、スペルチェックの赤線も消せると思います。
余談
他の縦書きエディタは
Mac 限定ですが、
縦書き用デスクトップアプリを作るには
少し検討してみました。
フォントはヒラギノ明朝が良いかもしれません。
Electron
contenteditable
で一応縦書き表示ができます。
Chronium のバージョンが古いです。 nightly 版を使っても、カーソルが分裂したように見えることが頻繁にありますし、十字キーがリマップされません。しかし、内部的には正しく動作するので、 contenteditable
を上手く制御出来れば、快適な縦書きエディタにできるかもしれません。
なお、 CSS の縦書き段組みは、上下にスクロールします。
SDL2
IME に対応しています (TextInput) 。入力中文字を取得できますが、ちょっと変換候補を取得できるのか分かりません。
Mac では、横方向に変換候補が表示されました。少なくとも Mac では、強引に縦書きエディタを作ることができると思います。