はじめに
自分のキーボード環境に関してまとめてみます。
キーマップやグッズなど参考になれば嬉しいです。
使用物品全容
- キーボード
- キースイッチ
- キーキャップ
- スタンド
- リストレスト
- TRRSケーブル
- JizaiStyle TRRSメタルケーブル 0.8m
- 両端L字TRRSケーブル(購入場所不明)
- USBケーブル
- ポーチ
- ケーブルバンド
- ケース
キーボード
自作キーボード界隈ではかなり有名となったトラックボール付きの分割キーボードです。
自宅のデスクトップ環境では44、出先では39を使用しています。
手持ちに61や他のトラックボール付き自作キーボードもあるのですが、結局こちらの2つに落ち着いています。
自宅用は61に変えることも検討中ですが現状44のキーマップも39に合わせてあり、使用するソフトに応じて欲しいキーが増えてきた頃に検討する予定です。
44のケースはthingverseで公開されていたデータを印刷して使用させていただいています。
昨年末3Dプリンターを購入したので、CADの練習と思い、39のケースはfusion360を使用して自分で設計しました。
現状使用しているものになるまでで、2週間ほどかかりながら試作品を10個以上印刷する羽目になりました。
今は印刷したものをそのまま使用していますが、そのうちレジンで複製して透明感のあるケースを作成したいと考えています。
それに合わせたキーキャップもGBの申し込みしてあるのでできればそれまでにやりたいところ……
また、基板の下に自作のシリコンダンパーを挟み込んでいます。
あまり打鍵感や打鍵音には拘らないタイプなのですが、気持ち程度音が柔らかくなった気はします。そのうち販売予定。
テンティング
家用の据え置きとしてugreenのmagsafe対応スマホスタンド、出先用としてoutstanding standというタブレット用スタンドにmagsafeの壁固定用ステッカーと滑り止めのゴムシールを貼り付けて使用しています。
outstanding standはバネで閉じてくれるようになっており嵩張りにくく、プラスチック製のため軽く持ち運びにはぴったりです。
keyballの裏にはメタルプレートを貼り付けてあります。
ネジでの固定も考えたのですが、マグネットだと以下のような角度にもできて面白いなと思ってマグネットにしています。
テンティングは私は60~70度くらいの角度をつけて使用しています。
このくらいの角度をつけると39ではリストレストは不要になります。
44に関しては両端の1列分ホームポジションが少し高くなるのでリストレストを使用しています。
Jizai styleさんが国内のECから手を引いてしまったため、私の使用しているベアリング式のリストレストは手に入りにくくなってしまうかもしれませんが、正直現環境では大きく腕を動かす必要はないので普通のでもいいかな。
最近はどちらかというとそちらよりも
こちらのぬいをリストレストとして使用しているでウィス。
キーマップ
配列はqwerty、レイヤーは基本6枚でmacとwinで一部切り替えています。
私のファームはこちら。
参考になれば幸いです。
デフォルトレイヤー
基本配列+modtapで修飾キーをASDF./に配置。
右手の小指(;)にはマウスレイヤーのLTを配置し、オートマウスは切っています。
親指には"-", "space", "enter", "英数", "かな", 記号レイヤー、カーソルレイヤーを配置しています。
左手の外れの3キーの用途はまだ未定状態で、右下の外れは"Esc"、長押しでテンキーレイヤーになっています。
modtapをホームポジションに仕込むとタイピング中に誤動作する可能性が上がりますが、私のタイプ速度では問題にはならなそうでした。それよりも素でタイポする方が多い。
Escとテンキーに関してはqmkのdocを参考に実装しています。
qmkのdocには結構面白いサンプルが載っています。
BSとTabキーに関しては、Ctrl+hでBS、Ctrl+iでTab、Ctrl+Shift+hでDelに変換されるようにファームの方で実装しています。これに関しても以前に記事にしましたが、それよりも良い方法があったので改めて記事にしますそのうち。
数字+記号レイヤー
左手親指押下で遷移するレイヤーです。
記号を使用する際は両手でキーボードを操作しているものと仮定してここに割り当てています。
数字キーとデフォルトからアクセスできない記号を配置しています。
数字キーは中段、上段にShift+数字キーの記号、下段には@*^|`{}[]:を配置しています。
下段の記号に関しては
記号 | 連想 |
---|---|
@ | atの"a"の下 |
* | 乗算記号の"x" |
^ | caretの"C" |
| | vertical barの"v" |
` | back quoteの"b" |
: | ;の下 |
で連想するように配置しています。
"_", ""は使用頻度が高いので親指側に配置しました。
カッコは"<>"が角の固いカッコなので"[]"が対応する位置に来るようにしています。
vimを使用する関係上、”:”はもっとアクセスしやすい場所におきたい気持ちもあるのですが、まだ検討。
カーソル+ファンクションレイヤー
右手親指を押下することで遷移します。
右手のみでカーソルを操作することを想定して配置しています。
vimを(略)、hjklがカーソルになるように配置しています。
HOME等も配置していますが、基本使っていません。
なお、macではhomeとendキーが想定している動作とは異なる動きをしてしまうので、fn+方向キーで設定しています。
macのfunctionキーに関しても、mac側でfn+f1キー等でファンクションキーとなるように設定されていますので同様にしています。
また、qmkではmac純正キーボードのfnキーは設定に使用できないため、karabinerでRctrlキーをfnキーに変換させています。
OS detectionを使用してmacとwindowsでは別のレイヤーに移行するようにして、上記のhome, page down, page up, endを分けています。
テンキーレイヤー
右手側にテンキー。左手側にカーソルキー。
設定したけど全然使っていません。
デフォルトから長押しで遷移し、TGキーを押すとデフォルトに戻ります。
左手がカーソルなのはゲーム等の操作を想定しています。(wasdキー)
ホームポジションを意識して場所はズレていますが。
エクセルも想定してF2も配置。
マウスレイヤー
デフォルトから右手小指押下で遷移するレイヤーとなっています。
マウス操作をする際は押しっぱなしになりますが、私にはオートマウスレイヤーよりも使用不使用をはっきり認識できるこちらの方が操作感があっています。
さらに薬指を押すことでスクロールレイヤーに遷移します。
これもOS detectionでmacとwindows用にレイヤーを分けています。
右手側はクリックキーやスワイプジェスチャ用のキー、左手側はよく使用するショートカットキーを配置しています。
かみだい氏のファームウェアを参考に、アプリ、ボリューム、ブラウジング、タブ、ウィンドウ操作に関するスワイプキーを設定しています。
スワイプキーの単独タップにも機能を登録、長押しで離すとスワイプキャンセル、各機能ごとに連続動作の調整をできるように改造してあります。
スクロールレイヤー
adjust機能とBTN4,5、modを配置しています。
これはmacでのmouse mac fixを利用するためこの様にしていますが、現状では実際には使用していません。
LED
積極的に活用しています。
デフォルトではシアンのBREATH mode、レイヤー遷移に応じてLEDの色が変わるようにしてあります。
スクロールモードではSNAKE mode。
keyball公式のファームが更新されたおかげなのか容量にも余裕ができ、アニメーションを複数入れられるようになりました。ありがたい。
そのうちmodに応じて一部のキーの色を変化させようと思ってLED LAYOUTを設定してありますが、mod変化に応じてコールバックしてくれる関数がよくわかっておらずまだ実装できていません。
そのうちに。
持ち運び
ポーチになんとか全部収まります。
ちょっと押し込まないとチャック閉じられませんが。
outstanding standの長径がkeyball39よりも1cm程度長いせいで良い具合にポーチに収まってくれないので、現在同様の構造でスタンドを設計しています。
完成はいつになるやら。
それができたら完璧にピッタリ収まってくれるといいなあ。(願望)
最後に
基本的には以上の設定でそれなり以上に快適に使用していますが、ユースケースが増えるにつけてまだまだ変わっていくと思います。
ここまでたどり着くのに要した費用や時間はかなりのものですが満足感が大きく、またキーボード以外にも得るものは多かったと思っています。(githubの使用等もこれらの作業に追われて覚えたものが大きいです。本業プログラマーではないので)
他の方の工夫等も調査しながら、より楽しいパソコンいじりライフを送っていきたいと思います。
何かご質問等あればお気軽にどうぞ。