3
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

要因分析表を使った単体テスト

Posted at

要因分析表での単体テスト

前の会社で受けた単体テストの研修が非常によかったので、
忘れないように記録しておきます。

※ここでいう単体テストは、おもにシステム開発の画面単位での
 単体テストについて記載します。
 なので、単体~結合の間くらいのテストだと思ってください。

とりあえず用語:「要因分析表」

・要因分析表
 単体テストの際に、「何の項目」が「どんな状態」にどうなるかの
 組み合わせを作成する表
 「何の項目」を『因子』、どんな状態を『状態』として考える。

Googleの検索機能の要因分析表とテスト項目を作ってみた。

※今回は内容を簡単にするため、「検索」機能のみを洗い出しています。

①まずは要因分析表の作成

連番 入力値 入力有無 検索機能実行イベント
1 半角スペース区切りの入力 入力なし 「Google 検索」ボタン
2 全角スペース区切りの入力 入力あり 検索テキストボックスEnter押下
3 ""で囲ったワードでの検索
4 -を先頭につけた検索
5 ~多いので省略~

・「因子」として、「検索テキストボックス入力値」と「検索機能実行イベント」を洗い出しました。この要素によって検索機能が実行され、結果が変わります。
・次に各因子の「状態」を洗い出しました。ここで洗い出す状態は、結果が変わる状態を記載します。

②テスト項目の作成(表の番号は要因分析表で使用する因子状態の連番です)

連番 入力値 入力有無 検索機能実行イベント 確認事項
1 1 - - 区切ったワードそれぞれで絞り込まれた検索がされること
2 2 - - 区切ったワードそれぞれで絞り込まれた検索がされること
3 3 - - ""で囲ったワードで検索がされること
4 4 - - -を付けたワードが引かれて検索がされること
5 5 - - ~省略~
6 - 1 1 検索機能が起動しないこと
7 - 1 2 検索機能が起動しないこと
8 - 2 1 検索結果が表示されること
9 - 2 2 検索結果が表示されること

・要因分析表の因子と状態から組み合わせを作ります。組み合わせの際は関連性が高い項目を組み合わせ、関連性が低いものは組み合わせしません。
※どの程度組み合わせるかはテストをどのぐらいしっかりやりたいかで決定します。
理想は全ての組み合わせることですが実際には難しいです。
・組み合わせに対して確認事項を決めます。テスト時はこの項目を確認します。

3
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?