会社で最近、エンジニアに半年ごとに目標をたてさせ、その達成状況を給与体系に反映させることになった。
エンジニアごとに目標を考えさせて実現させたいようだ。
その際に「自分が立てるべき目標が分からない」人が結構多かったのでそんな人向けに。
半年後の目標をいきなり考えてはいけない
まず「将来自分はどうなっているべきか?」を考える。
そのうえで
1.「今の自分」が何を身につければ「将来の自分」になるのかを書き出す。
2.書き出したものを身に着けるためのスケジュールを立てる。
3.立てたスケジュールを半年ごとに区切る。
4.半年の時点で達成されているべきことを半年ごとの目標にする。
これでOK。
自分がどうなりたいか分からないんだよ!
自分がどうなりたいか分からないなら、会社に決めてもらえばいい。
「会社があなたに将来どうなってほしいと考えているか」を考える。
そのために
1.会社の事業全体を理解する。
2.今後、会社がどう成長するのかをイメージする。
└イメージできない場合、上司に聞く。会社の理念を見る。現場の空気を読む。などをする。
3.成長した会社で必要とされる人材像をイメージする。
ここで出てきた人材像が「目標」になる。
あとは
1.「今の自分」が何を身につければ「会社が求める人材像」になるのかを書き出す。
2.書き出したものを身に着けるためのスケジュールを立てる。
3.立てたスケジュールを半年ごとに区切る。
4.半年の時点で達成されているべきことを半年ごとの目標にする。
でOK。
譲れない「やりたくないこと」「やりたいこと」
会社の目標を目指すうちに、「こんな思いはもうしたくない」「どうしてもあの仕事がやりたい」など出てくる。
ここで目標を「自分の希望が反映されるように」見直す。
見直しの方法
例1:会社は管理職になってほしいが、自分は他人の管理をしたくない。
└目標とやりたいことに矛盾がある
└「一生現場業務」で会社が納得する目標を考える
└「最小限の管理」で何とかなる目標を考える
例2:会社は営業、開発両方を経験して欲しいと考えており、自分も営業、開発両方を経験してみたい。
└目標とやりたいことが一致している。
└より早く「営業、開発」両方を経験できるキャリアプランを目標として立てる。
例3:べつに「やりたくないこと」「やりたいこと」が出てこない。
└目標を変更する理由がないのでそのまま継続する。
あとは
1.「今の自分」が何を身につければ「修正した目標」になるのかを書き出す。
2.書き出したものを身に着けるためのスケジュールを立てる。
3.立てたスケジュールを半年ごとに区切る。
4.半年の時点で達成されているべきことを半年ごとの目標にする。
でOK。
自分の目標を会社に依存していいの?
いい。できない以上諦めればいい。
そもそも、目標を望んでいるのは会社なのだから目標が会社依存なのが普通。
会社依存の目標を目指す途中で自分の目標が見つかればそっちに変えればいい。