概要
Hyper-V で Kali Linux を起動できるようにしました。
少し前までイメージファイルも配られてたようですが、いまは配布やめてそうなので、一からインストールします。
Kali Linux 2019.1 を試したので記事を更新。
環境
Windows 10 Pro バージョン1803(OSビルド17134.407)
※PowerShell or コマンドプロンプトで winver
コマンドを打つと確認できます。
利用したISOファイル: kali-linux-2019.1a-amd64.iso
準備
Hyper-Vを有効化します。
- 管理者として PowerShell コンソールを開きます。
- タスクバーの検索ボックスで powershell と入力していると候補にでてきます。
- 右クリック -> 「管理者として実行」でいけます。
- 次のコマンドを実行して、インストール後に再起動します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All
ISOファイルのダウンロード
Kali Linux Downloads で「Kali Linux 64 Bit」をダウンロードします。
仮想マシンの新規作成
新規 -> 仮想マシンの作成でウィザードを起動します。
名前と場所の指定
名前を適当に決めて、次へボタンをクリックします。
例)kali
世代の指定
第1世代を選択して、次へボタンをクリックします。
起動メモリ
適当にメモリを記載して、次へボタンをクリックします。
例)2048MB
ネットワークの構成
「既定のスイッチ」を選択して、次へボタンをクリックします。
注意)natを選ぶとインストール中に動的IPが割り振られないとかでハマりました。
仮想ハードディスクの接続
仮想ハードディスクを作成するを選択して、下記を入力
名前:kali_20190322.vhdx
サイズ:32GB
注意)何回か試す場合、名前がかぶらないように注意してください。仮想ハードディスクの作成が失敗するみたいです。ハマりました。
次へボタンをクリックします。
仮想ハードディスクの接続(インストールオプション)
「ブート CD/DVD-ROMからシステムをインストールする」を選択し、イメージファイルで、ダウンロードしたファイルを指定して次へボタンをクリックします。
仮想マシンの新規作成ウィザードの完了
完了します。
Kali Linuxのセットアップ
作成した仮想マシンに「右クリック->接続」し、起動します。
起動後
Graphical Install をクリックします。
Select a language
Japanese を選択して、Continueをクリックします。
インストーラの翻訳は、選択された言語では完全ではありません。と表示されたら、しょうがないので「はい」を選択して続けるをクリックします。
場所の選択
日本を選択して、続けるをクリックします。
キーボードの選択
日本語を選択して、続けるをクリックします。
ネットワークの設定
ホスト名を適当に入力します。
例)kali
ドメイン名を適当に入力します。
例)localhost
ユーザとパスワードのセットアップ
rootのパスワードを設定し、続けるをクリックします。
ディスクのパーティショニング
「ガイド・ディスク全体を使う」を選択して、続けるをクリックします。
パーティショニングするディスクを選択して、続けるをクリックします。
「すべてのファイルを1つのパーティションに(初心者ユーザには推奨)」を選択して、続けるをクリックします。
「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択して、続けるをクリックします。
確認されるので、「はい」を選択して、続けるをクリックします。
システムのインストール
終わるの待ちます。
パッケージマネージャの設定
ネットワークミラーを使いますか?で、「はい」を選択して、続けるをクリックします。
外部接続するためにプロキシが必要であれば、プロキシの情報を入力します。なければ空欄で、続けるをクリックします。
少々長いですが待ちます。
長い…
ハードディスクへの GRUB ブートローダのインストール
パッケージマネージャの設定が終わるとこちらに移行します。
マスターブートレコードに GRUB ブートローダーをインストールしますか?と表示されたら、「はい」を選択して、続けるをクリックします。
ブートローダをインストールデバイスは「/dev/sda」を選択して、続けるをクリックします。
インストールの完了
待ってたらインストール完了します。
完了したら、続けるをクリックします。
インストールを終了しています、の後、再起動します。
ログイン画面
ユーザー名:root
パスワード:xxxxxxx(さっき指定したもの)
ログインできました。
まとめ
ネットワークの設定と仮想ハードディスクのところを気をつければ、簡単にインストールすることができました。