VueのコンポーネントライブラリであるVuetifyですが、ちょっと前に1.0.0
がリリースされました。
しかし、npm i vuetify
でインストールできるバージョンはメジャーリリース前の0.17.6
となっています。
そこで、現時点(2018/02/02)で最新版を手元で使用する方法を備忘録として残しておきます。
npm
でGitHubからインストール(失敗)
npm
は以下のコマンドで直接GitHubからインストールすることができます。
npm install {user名}/{repository名}#{ブランチ名}
実際に実行したコマンド
$ npm i -D vuetifyjs/vuetify#dev
結果、Vuetifyのpackage.json
に書かれている依存で必要なものはインストールされましたが、
ビルドに必要なディレクトリやファイル(/build
等)がもってこれませんでした
原因や仕組みは調査中。知っている方がいたらコメントください。
別のディレクトリにクローンしてローカルモジュールとして扱う(成功)
ざっくり言うとnpm install
でインストールできないなら、直接クローンしてビルドしてローカルモジュールにしてしまえばいいじゃないということです
クローンしてビルド
local_modules
というディレクトリを作成して、そこにクローンしました。
$ mkdir local_modules
$ cd local_modules
$ git clone https://github.com/vuetifyjs/vuetify.git
$ cd vuetify
クローンしただけなので当たり前ですが、ビルドに必要なファイルもそろっています。
package.json
を参考に必要なものをインストールしてビルドします。
$ npm install
$ npm run build
ビルドが完了するとdist
とes5
というディレクトリが作成されると思います。
これでVuetifyのビルドが完了したので、Vuetifyを使う側でインストールします。
ローカルモジュールのインストール
ローカルモジュールのインストールは通常のモジュールのインストールとほとんど一緒で、モジュールのパスを渡すだけです。
$ npm i -D local_modules/vuetify
するとpackage.json
には以下のように追加されるはず。
{
"devDependencies": {
"vuetify": "file:local_modules/vuetify",
}
}
あとはいつも通り開発するだけです
参考にした記事
http://efcl.info/2014/10/04/npm2-local-module/
https://qiita.com/nyamogera/items/9f40ed2aa2767d351fce
https://qiita.com/DQNEO/items/d166e25449124a3f2b4d