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Cloudflare PagesとCloudflare Accessで安全にWebサイトを共有する

Last updated at Posted at 2024-09-05

Webサイトを特定の人に向けて共有したい!

  • 自分だけが使えればいい
  • 社内の一部にだけ公開したい

などなど、特定範囲にだけWebサイトを共有するニーズは、常に一定存在していると思います

そんなあなたに!

Cloudflare Pages + Cloudflare Accessという技術スタックがおすすめです

Cloudflare Pages

  • Webアプリケーション(サイト)を専門とするPaaS
  • VercelやNetlify、Amplify Hosting相当のサービス
  • GitHub連携、CLI経由、Zipのアップロードなどデプロイ方法は色々
  • ブランチ単位でデプロイする機能もあるよ!
  • SSRしない限りは完全無料
    • SSRする場合も1000万アクセスぐらいまでは無料(2024/9/5)

Cloudflare Access

  • Cloudflare ZeroTrustの1機能
  • Cloudflareでプロキシしているアプリケーションなどに様々なアクセス制限を追加できる
    • IP制限、メール認証、SAML、OpenIDConnect etc...
  • 50名までは無料!
    • 小規模なチームなら十分

手順

  1. Cloudflare Pagesにデプロイ
  2. Pagesプロジェクトの設定からアクセス制限を有効にする

おわりです!

認証掛けられるとどうなる?

こんな感じ
SAMLのみ有効化しています

cloudflare-access.png

注意点

便利ですが難点か注意点があります

  • Pagesの設定でアクセス制限を有効にしても、本番環境の.pages.devドメインには認証がかかりません

    • 手動で認証対象に本番環境を含める必要があります
    • 初期状態では一番上のワイルドカードサブドメインのみ対象になっているはずです
    • 2番目のサブドメイン指定なしの設定が必要です
      スクリーンショット 2024-03-28 14.46.52.png
  • GitHub連携するといきなりデプロイが始まるので、アクセス制限を掛ける前に公開されてしまう

    • ビルドをわざと失敗させる(ビルドコマンドを適当に設定するなど)など、工夫が必要
  • Zipで公開する場合も空Zipを渡すと言った工夫をしたほうがいいでしょう

認証方法

  • メール認証
    • デフォルトで有効
    • メールを飛ばして認証コードを入力させる方式
    • メールアドレスのドメインを制限できます
      • @dokokanokigyou.co.jpのみするなど
    • ただ、届くまでやたら遅延することがある…
  • SAML、OpenIDConnect
    • 個人的なおすすめ
    • 非常にシームレスに連携可能
    • Cloudflare Access側の追加費用がなく素晴らしい
  • その他
    • IP制限などなど

最初はメール認証で検証し、良さそうならSAML、OpenIDConnectの設定を行うのがおすすめです

AWSのIdentify CenterやCognito、GMOトラスト・ログイン、Auth0など、個人 or 少人数であれば非常に安価でSAML、OpenIDConnetを提供するサービスもあるので、連携しておくと幸せになれます

最後に

  • Cloudflareはいいぞ
  • 設定が容易でかつ、(SAMLやOpenIDConnect提供側が対応していれば)MFAも絡めて認証できるため、非常にセキュアに共有する事ができます
  • 本記事のスコープから外れているため省略しましたが、Cloudflare Pagesも非常に魅力的なサービスです
    • サーバサイドも行けるし、ホスティングの費用がほぼかからない!
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