サマリー
- プロ野球開幕直前
- 今シーズンの楽天イーグルスの攻撃力について、Pythonで打線を組むシミュレーションプログラムを作成して、予想してみた
- 個人的に、浅村選手が加入した影響がどのくらいなのか気になっていたので...
- 2018年の打線と2019年の打線を比較しました
- 結果は最後に...
昨年の振り返り
リーグ情報(セ・パ)2018年 | Baseball LAB[ベースボールラボ]プロ野球×データ
- 順位 : 6位(勝率.414)
- 失点 : 3位(583失点)
- 岸・則本らの活躍もあり、守備面はリーグ中位であった
- 得点 : 6位(520得点)
- 攻撃面が良くなかった
- アマダーはドーピング、ウィーラーは怪我
2018年の楽天打線
打順 | 背番号 | 名前 | 打率 | ホームラン | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 25 | 田中 和基 | 0.265 | 18 | 45 |
2 | 5 | 茂木 栄五郎 | 0.247 | 7 | 24 |
3 | 35 | 島内 宏明 | 0.292 | 11 | 53 |
4 | 8 | 今江 年晶 | 0.276 | 10 | 49 |
5 | 33 | 銀次 | 0.276 | 5 | 48 |
6 | 40 | ウィーラー | 0.269 | 15 | 58 |
7 | 6 | 藤田 一也 | 0.266 | 4 | 16 |
8 | 54 | ペゲーロ | 0.233 | 17 | 44 |
9 | 37 | 嶋 基宏 | 0.206 | 0 | 21 |
2018年楽天打線 - 日本プロ野球RCAA&PitchingRunまとめblogより
- 3割・30本を打った選手はゼロ
- これでは点にならない...
2018年のオフ
埼玉西武ライオンズから、浅村栄斗選手を獲得
名前 | 打率 | ホームラン | 打点 |
---|---|---|---|
浅村 栄斗 | 0.310 | 32 | 127 |
3割 30本を打っている、超一流選手です。
疑問?
浅村選手の加入により、どのくらい得点力が上がるのか?
↓
そうだシミュレーションしてみよう
手法
- 昨年の実データをもとに、各打者の確率を算出
- ヒット
- 二塁打
- 三塁打
- ホームラン
- 四死球
- アウト(三振・ゴロ・フライ)
-
これを実際の試合と同じく 3アウト * 9イニングすれば、1試合の得点になる
-
試合を143試合すれば、1年間の総得点がわかる
というプログラムをPythonで作成しました。
シミュレーションのルール
- ランナーの進塁はヒットの分だけ(ランナー2塁からのヒットは1・3塁とする)
- 143試合では値のばらつきが大きいので、143*10000試合の平均とする
- 送りバントなし
- 犠牲フライなし
- 併殺打なし
2018年の楽天打線シミュレーション
打順 | 背番号 | 名前 | 打率 | ホームラン | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 25 | 田中 和基 | 0.265 | 18 | 45 |
2 | 5 | 茂木 栄五郎 | 0.247 | 7 | 24 |
3 | 35 | 島内 宏明 | 0.292 | 11 | 53 |
4 | 8 | 今江 年晶 | 0.276 | 10 | 49 |
5 | 33 | 銀次 | 0.276 | 5 | 48 |
6 | 40 | ウィーラー | 0.269 | 15 | 58 |
7 | 6 | 藤田 一也 | 0.266 | 4 | 16 |
8 | 54 | ペゲーロ | 0.233 | 17 | 44 |
9 | 37 | 嶋 基宏 | 0.206 | 0 | 21 |
- 実際の値 520得点 / 143試合 = 3.636点 / 試合
- シミュレーション値 = 3.405点 / 試合
2019年の楽天打線シミュレーション
打順 | 背番号 | 名前 | 打率 | ホームラン | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 25 | 田中 和基 | 0.265 | 18 | 45 |
2 | 5 | 茂木 栄五郎 | 0.247 | 7 | 24 |
3 | 3 | 浅村 栄斗 | 0.31 | 32 | 127 |
4 | 40 | ウィーラー | 0.269 | 15 | 58 |
5 | 35 | 島内 宏明 | 0.292 | 11 | 53 |
6 | 33 | 銀次 | 0.276 | 5 | 48 |
7 | 69 | ブラッシュ | 0.233 | 17 | 44 |
8 | 36 | 内田 靖人 | 0.198 | 12 | 25 |
9 | 37 | 嶋 基宏 | 0.206 | 0 | 21 |
-
予想スタメンはプロ野球オール写真選手名鑑 2019 (NSK MOOK)のものを使用
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新加入の浅村選手は西武時代の成績を使用
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新加入のブラッシュ選手は2018年ペゲーロ選手の成績を使用
2019年の予測値
- 3.77点 / 試合
- 2018年のシミュレーション値 3.405点 / 試合 から上昇
- シーズンでは 52.195 点の増加
- 昨年あと+52点あれば、リーグ4位の得点力だった
まとめ
- 浅村選手の加入は予想よりも影響が大きかった
- 今年は3位以内も狙えそうである
- 浅村選手を何番で起用すると良いのかも検証してみたい