背景
クローゼットの中、タンスの中は湿気がたまってしまってカビが生えると言われています。
試しにクローゼットの中にswitchbotの温湿度計を設置して相対湿度のデータを取ってみたところ、80%を超えることがありました(縦軸が湿度(%))
どのくらいの湿度になるとカビが生えやすいのか明確な基準値は見つけられなかったのですが、70%とか80%以上だとよくないと書いてある記事がありましたので、あまりよくない状態な気がします。
冬場は部屋を暖かくして加湿器をつけるので、寒いクローゼットの中の湿度がとんでもなくあがるようです。
対策
というわけで、自動換気システムを作りました。
とても簡単です。
プログラミング不要です。
switchbotのシーンという機能を使って、
湿度が高くなるとスマートプラグがONになるように設定します。
そしてそのスマートプラグにUSBファンをつけるだけ。
必要なもの
No. | 機種 | 費用 |
---|---|---|
1 | switchbot温湿度計 | 1,680円 |
2 | switchbotスマートプラグ | 1,980円 |
3 | USBファン | 1,513円 |
- スマートプラグ→USB変換が別に必要です(電源プラグで動くファンやサーキュレーターを使えば不要です)
- あとは必要に応じて延長コードなど
- ちなみに、私は温湿度計2個、スマートプラグ3個、USBファン3個使っています。
- 大きな除湿器とか買うより安くて確実な方法な気がします(除湿器は水捨てたりするのがめんどくさいし)
作り方
- switchbotの温湿度計とスマートプラグの初期設定します(詳しくは買ったときについてくる説明書を参照。簡単です。)
- switchbotの温湿度計をクローゼットの湿度が高そうな場所に置きます
- USBファンを空気を入れ替えられるような場所に置きます
- USBファンをスマートプラグにつなぎます
- switchbotのシーンで、湿度76%以上の場合スマートプラグをONにする設定を入れます
- 70%以下になったらスマートプラグをOFFにする設定も入れておきます
- 少し感度が悪くても80%にならないように76%にしています
ヒント
- 私は無印のポリプロピレン衣装ケースを横にも縦にも並べて使っているのですが、衣装ケースの裏側にホームセンターで幅12cmの木の板を買ってきておいて12cmの隙間をクローゼットの奥に作り、その板の上にUSBファンを設置しています
- 衣装ケースの奥だけでなく横にもおいているので、横から入った空気が裏側を回って、裏側の湿度の高い空気を換気しています(下の画像参照)
- USBファンは強い風にすると少しうるさいので、気になる方は弱めの風にして時間をかけて換気する方法がよいのではないかと思います
- サーキュレータは大きくて衣装ケースの裏に置けなかったのでUSBファンにしましたが、サーキュレータをつなぐのでもいいと思います
- switchbotのシーンは閾値になったらすぐに動くわけではなく少しタイムラグがあるので、実際は閾値よりちょっと超えることもありますが、カビさんもそこまで急激に増えないと思うので、このくらいのタイムラグは問題ないかなと思っています。私は閾値を少し下げて設定しています。
- switchbotのシーンで複数のスマートプラグをONにすることで、複数のUSBファンを一度につけたり消したりできます
- データの取得はswitchbotのアプリでできますが、google spreadsheetに残すこともできます(下リンク参照)
導入結果
こんな感じの差分です。
- 左が換気システムが動いているとき。湿度76%で換気システムが動くようになっています。76%は少し超えてしまうものの、80%にはならないようになっています。
- 右が換気システムが動いていないとき。80%を超えることもあります。